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レスピーギ:シバの女王ベルキス組曲、Dance of the Gnomes、ローマの松

ラフマニノフ:交響的舞曲、ヴォカリーズ、練習曲(レスピーギ編曲)

大植英次 指揮 ミネソタ管弦楽団(REFERENCE RECORDINGS)

 

大植&ミネソタ管の新しいアルバムが立て続けにリリースされちゃいました。タワレコで安かったので、財布的に無理をしつつ購入、じゃけんの〜。いやーやっぱ大植さんはええの〜。オケは上手いし録音もええけんの〜。お前ら叩きのめされてこいや。(@ファイトクラブ)

広島出身の大植英次。広島というと所詮こんなイメージしか沸かないのが微妙ですね。

 

毎度のことながら、大植さんのレコーディングへ臨む戦略(という程きっちりしたものではないかもしれませんが。)はすごくいい感じ。ド派手な曲のオンパレードに、小品集を挟み、当地で活躍する現代作曲家の録音も組み合わせる。日本の地方オケ的にも学ぶべき方法だと思いますです。在京オケだとどうしても音楽監督主導のプロダクションを自由に展開するというわけにはいかないところがあるようですが。

今回の選曲もほんと「くすぐる」ものになってますな。

レスピーギ作品集に関してはベルキスの新録音があるってとこがもうポイント高し!思わず吹奏楽部時代の血が騒ぎました。演奏も見通しが良くて上手し!シャンドスのサイモン盤はいい演奏だけどいまいち趣味に合わない感触を抱いていたKDMなだけに、大植英次盤を待ち望んでいたわけですわ。この録音で聴くとほんとにコンサートホールで聴いてる感じで、ゾクゾクしますね。(かー!ライヴで聴きてえ!)

カップリングもイカしてらっしゃる。「ローマの松」は、まあ定番。大植英次はイケイケな選曲なわりに、結構余裕のある演奏を行う人だと思います。あまりガツガツギリギリやらないところがあって、それがRFERENCE RECORDの録音と相俟って意外に広がりのある音響を作り出しています。「カタコンブ付近の松」の演奏とかにもそれはよく表れていると思うし、「ボルジア荘の松」でもそういう感触わかると思います(バーンスタイン作品集や英雄の生涯でもそういう感じしました)。それから「松」に加えて「地の精霊の踊り」っちゅう珍しい曲を入れています。もちろんKDMは初耳。でもこれがまたいい曲なんですわ。レスピーギ作品はオケがいろんな音出してくれるんで、聴き甲斐あります。

ラフマニノフ作品集もいいとこ突いてると思いません?交響的舞曲、ヴォカリーズという定番に、やっぱりレスピーギ編曲の管弦楽曲をカップリングしている。ただ単に有名曲をレコーディングして売ろうというのではなく、必ず付加価値というか聴き手への挑発みたいなものを臭わせているのが堪らんです。いまどきこれくらいやってもらわんと頭悪そうに見えちゃいますしね。解釈云々を語れるほどラフマニノフ作品には親しんでいないKDMですが、このCDの音響には単純に驚きだし感激しました。大植さんは恣意的な解釈を作品に押しつける人ではないですし、ラフマニノフだからと言って甘々の演奏にしないところがKDM的にツボです。

 

大植&ミネソタ管のコンビが解消されてしまうのは残念。スゲーいいコンビになったのに〜!じゃけんの〜。

(2001.10.9)

 

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