Frank Zappaは僕のアイドルです。
60年代後半、Flower Movement, Psyhedelic Musicがアメリカ西海岸で始まった時期に、なんだかだと
噂に登るバンドがあって、それが"Mothers Of Invention"だったのですが、同時に、変人、気持ち悪い、過激という
イメージが情報を供給する側から発信されていました。
それが凄く僕の好奇心をくすぐって、いや鷲掴みにして、どんな音楽なんだろう、是非聴いてみたい
と思わせたものでした。がしかし、ヒットとは無縁なバンドで、流石のFENでもこればかりはかからなかった。
という経緯もあって、"Mothers"の日本盤が出るというニュースが入ったときには近所のレコード屋に
走りました。初登場のデビュー盤がイキナリの2枚組。当時の学生さんにはなかなか辛い出費でした。
それがLP "Freak Out"だったわけです。
Hit曲は無いものの、1曲目の"Hungry Freaks Daddy" のギターの入りはとても快感でした。でも、
三分の一くらいDoo-Wop調の曲があって、音楽的には「一寸なぁ」と思わせる所が何カ所もありましたね。
でも、Absolutely Free, We're Only In It For The Money,とドンドン深みにはまって、止めはUncle Meatだったっす。
76年には、当然のように今は亡き浅草国際劇場にLiveを見に行きました。(ここにはその後King Crimsonも見に行きました)
パーソネルが5名というのには少しガッカリしましたが、お決まりの"Poodle寸劇"もありの、初披露のBlack Napkinも有りので
十分堪能しました。初見栄の若造ドラマーTerry Bozzioがこれまた大収穫でした。
80年代のZappaはcomposerとしてはかってほどの切れが感じられなくなってきましたが、それでもJazz From Hell
Them Or Usなどギラリと光る珠が見え隠れします。On Stage Anymore Seriesでは往年のLiveソースがうまく料理されて
嬉しい限りでした。Bootlegよりいい音で聴かせるというサービス精神と稼げるネタはドンドン使おうという
商魂が重なって見えますが、アレンジ違いの別テイク、BootとVideoでしか知らない曲がちゃんと聴けるんですからね。
歓迎しこそすれ陰口叩かれる謂われはありません。
そして、93年12月新聞で訃報を見たときには思わず涙が出てきました。何週間にもわたって、片っ端から
LP,CD,Videoを聴きまくり、見まくりました。改めて偉大な(あえてそう言います)音楽家だと感じます。
Classic の演奏家には金をむしられ、でもしっかり金を稼いで自分のやりたい音楽を作り、現在に至っては
若手のClassical Musicの演奏家から指示され、その曲を演奏されるというのはもう立派な「作曲家」と言っていいでしょう。
Varese, Stravinskyと比類すべき才能と言ってしまいます。
Zappa最高!!