Soft Machine のバンド名が William S. Burroughs の小説からとられているのは有名な話である。
BBC のラジオ番組で、有名な beatnic Burroughs と オーストラリアの瘋癲詩人、三日月顔の Daevid Allen
が対談して、感動した Allen が自分のバンドの名前に頂いてしまったと言う話が伝わっている。
Allen, Wyatt, Ayers, Ratledgeで始まり、サイケデリック・ロック風の歌バンドだったが、
[Probe] レーベルからリリースされた1st album には Allen の名は無く、既に Gong の活動を始めていたものと思われる。
Kevin Ayers の名前も Volume Two からは外れ、バンドはクロスオーバーあるいはジャズ・ロックといった方向に向かっていった。
アメリカではMiles Davis が "Bitches Brew" をリリースし、Jazz 第4の道と大袈裟に振りかぶった Fourth Way というコンボがロックを
取り込んだJazzを始め、Gary Burton が Larry Coryellをギターに用いサイケデリックなジャズを演奏して話題となった。イギリスでも
Coloseum, Brian Auger's Trinity といったJazzバンドが人気を得て,時代はまさに Cross-Over に向かっている情況だった。
Sax の Elton Dean が入った 3rd からはもう断然 British Jazz Band となっていて、Wyatt の欲求不満が目に見えるようである。
その Wyatt もとうとう Fourth の後抜けてしまって、結局 Mike Ratledge のバンドになってしまった。
Robert Wyatt はその後 Matching Mole というバンドを作って2枚ほどアルバムをリリースしたが、交通事故で下半身不随となり車椅子上で
リードボーカルをとるようになった。("Ship Building" という曲が一部のファンの間で評判だった)
Soft Machine の Album は特にタイトルを付けず、Live 盤以外は1st~7th 迄の連番で至ってあっさりしている。
一度解散した後 BundlesというLP をリリースした。
また、Original member のアルバム"Soft Machine" が後日[BYG] からりリースされた。
一番好きなLPはVolume Two (2nd Album:このページのジャケット)である。
1.
Pataphysical Introduction, Pt. 1 - 1:00
2.
A Concise British Alphabet, Pt. 1 (Hopper/Wyatt) - :09
3.
Hibou, Anemone and Bear - 6:00
4.
A Concise British Alphabet, Pt. 2 (Hopper/Wyatt) - :12
5.
Hulloder - :54
6.
Dada Was Here (Hopper/Wyatt) - 3:26
7.
Thank You Pierrot Lunaire - :49
8.
Have You Ever Bean Green? - 1:19
9.
Pataphysical Introduction, Pt. 2 - :51
10.
Out of Tunes - 2:32
11.
As Long as He Lies Perfectly Still - 2:35
12.
Dedicated to You But You Weren't Listening (Hopper) - 2:32
13.
Fire Engine Passing With Bells Clanging (Ratledge) - 1:51
14.
Pig - 2:10
15.
Orange Skin Food - 1:47
16.
Door Opens and Closes (Ratledge) - 1:10
17.
10:30 Returns to the Bedroom (Hopper/Ratledge/Wyatt) - 4:13
Soft Machine- Produce
Robert Wyatt- Drums, Vocals
Hugh Hopper- Guitars , Bass
Brian Hopper- Soprano Saxophone, Tenor Saxophone
Mike Ratledge- Organ, Flute, Piano, Harpsichord
1969 Probe1002
Novel writer, Beatnic.自ら麻薬を試しまくり、「ジャンキー」「裸のランチ」等の麻薬小説で有名となる。
同じくビートニク詩人の Allen Ginsberg と麻薬の効き具合を書き綴り文通をしていた。
William Tell ごっこで過って妻を射殺。"Soft Machine" "Nova Express" "Ticket That Exploded" 等 Condenced Novel の手法で
60年代のSF作家に影響を与え、その中には「太陽の帝国」の James G. Ballard (代表作 "Crash"、「結晶世界」)がいる。
意外と朗読などのレコードを沢山リリースしていたりする。
その Burroughs もつい先だって亡くなったというニュースが新聞の訃報欄('97 Aug.4)に出ていた。
カンザス州ローレンスにおいて8月2日夕心不全で死去。83才。[冥福を祈る]
:(代表作「吠える」「麻薬書簡」)
Ginsberg はいろんなところに顔を出すのが好きなようで、Bob Dylan のドキュメンタリ映画 "Don't look back" の中でも、
Opening "Subterranean homesick blues" で Dylan が詩の書いてあるカードをペラペラ繰っていく後ろにぼんやりと立っている。
このシーンはAndy Warhol が Curiosity Kill the Cat の Video clip で真似をしている。