「マインドマップ」でCE図(特性要因図)作成

2006/05/14 ほんだ
Modified 2009/03/22

CE図(特性要因図)はQC7つ道具の1つで、原因分析に利用されることが多い。図示することで分かりやすいが、逆に作図が少し面倒。

原因分析に時間を割きたい(割くべきである)との個人的な思いから、色々試している。以前、VISIO(マイクロソフトのグラフィックソフト)で作図するソフトを作成したのも、その一つ。

今回は、「マインドマップ」のソフトを使っての試み。

「マインドマップ」は発想法の一つで、それに関する本もいくつか出版されているし、入手出来るソフトもいくつかある。店頭販売のソフトは今のところ無くて、ネット販売の物だけだと思う。フリーのソフトもあるようである。

ただし「マインドマップ」本来は、以下のような図形が通常で、CE図とはかけ離れたものに思える。

通常の図

ところが、「マインドマップ」のソフトでは、中央からの分枝の方向を設定したり、分枝のカーブをつけたり、直線に近くしたりが可能である。以下は、利用している”MindMapper”というソフトでのCE図を意識した図。なお”MindMapper”そのものについては、最後に後述する。

CE図を意識した図

以前のVISIOでの描画の際も気にした、テキストでの情報の共有化は、テキストへのエクスポートで対応できる。以下が、テキストでエクスポートしたファイル。

テキストへのエクスポート

多少便利に感じているのが、xmlへのエクスポートも可能な点。xml経由でのエクセルに取り込めるので、CE図で重要度とか、(特にリスク分析したければ)リスクの発生確率などを記述し、エクセルで細部検討する事も可能である。

数値付きCE図を意識した図

Xmlでのエクスポートをエクセルで見た場合

エクセルで見た場合のPDF

ただし、エクセルでの表示は上の図で解るように見やすい形式ではない。また、現在使用しているバージョンでは、エクセル→”MindMapper”への取り込み機能はうまく行かなかったと思う。

マインドマップのソフトを利用すれば、結構早めに図示化できるので、普及してほしい気がする。要因分析作図自体が主ではなく、分析そのものや分析後の対策が本来の主な活動なのだから。むしろ、そんな事を割り切って活動して行く企業が増える事を期待したい。CE図をマインドマップで書いて提出したら「何だこりゃ」とか「馬鹿やろう!」と叫ばないで欲しい。逆にマインドマップレベルでの記述ルールを、ある程度定めようとする企業があれば、エールを送りたい。

なお、記述ルールの中で個人的に気になるのは、”分枝の方向”。今回は、右方向に伸びる形式とした。日本語(英語や大抵の言語)の文字列の並びが、右方向のため。ただし、これは本来のCE図とは逆。本来のCE図は左に伸びる形態。本件は、「マインドマップでCE図派」みたいな所でコンセンサス作れればいいんだが、、、。でも、でも、でも。多分それは、遠い夢なのかな。ただし、時々ホームページやブログで、本件はやっている人を見かけた事があるので、少し可能性はある。

最後に”MindMapper”の件。

色々マインドマップのソフトを調べたが、メニューが日本語だとか、価格が安いとの理由で本ソフトにした。

http://www.mindmapper-japan.com

新しいバージョンも出ているが、必要な機能と価格の事も考えて、使っているのはバージョン3.5。

Mac版がないのが、個人的に少し寂しい。また、最近結構重宝しているのは、MS Projectへのエクスポート。