| MC-R510について色々 |
| この期に及んで…… |
僕がMC-R510を買ったのは、12月も下旬に入った頃でした。その頃には、そろそろH/PC Proの情報なども入ってきていますから、それが出るまで待とうかな、とも考えたりしました。
もともと、初めて買ったモバイルギアはMC-K1(いわゆる青モバ、初期モデル)でした。しかし、このMC-K1を買った3日後に後継機種のMC-K12が発表! それはないでしょNECさん。PPP接続でインターネットメールが読めるか読めないかは、インターネットメールを中心に使っている自分にとっては重大な差なのです。もちろん、MC-K1を買った動機は、あくまでも携帯できる文章入力マシンが欲しかった、ということですが、いざインターネットメールが読める機種が発表されてしまうと(それもすぐに)、やっぱりね、ということで。今度MC-R510を買うときは、いずれ出るであろう後継機種の事をいろいろと考えてしまうわけです。
この時期には、すでに富士通とかが、新しいCEマシンのプロトタイプを展示していましたから、H/PC Pro搭載マシンも遠からず出るものと思っていました。しかし、そのほとんどが、これまでのH/PCで採用されたハーフVGAではなく、VGA画面を採用していたのです。
実は、VGA画面を搭載したH/PCにそれほど興味はありません。普通の通勤電車で気軽にぱかっと開ける携帯端末は、ハーフVGA画面が限界だと思うからです。もちろん、ドットピッチを細かくすれば、VGAでもハーフVGA並に小型化することはできますが、文字が小さくなってとっても見にくくなってしまうでしょう。しかし、職業柄(学生はレポートとかで文章をたくさん書くんだってば!)、ブラインドタッチができるキーボードは絶対必要条件です。その点、モバイルギアは、両方の要求を叶えるちょうど良い大きさをしていたわけです。
だから、MC-R510を買おうと決意したわけですね。
| やっぱりMobile Gearだよね |
もちろん、対抗機種として、日立がペルソナを出していましたが、買うならモバイルギア! というのはすでに決めていました。
というのも、ある事情で、一時期ペルソナ(ただし液晶が割れている)を使っていたことがあるのです。もちろん、「WindowsCEはいいな〜」と思った点もたくさんあるのですが(だからMC-R510買ったんですが)、うーんと唸った点もあったわけです。
まず、ペルソナのモデムは、ソフトウェアモデムですから、CPUにとっても負担をかけます。Pocket Internet Explorerを使って、ちょっと長い掲示板を見ようとでもすると、カップラーメンぐらいはできあがります。カタログ上では、通信速度33.6Kbpsとなっていましたが、実効速度は、9800bpsぐらいでしょう。
また、うちの電話線(20mなり)の問題もありますが、2,3回接続を試みないと繋がってくれないのは問題です。おそらく、コストやバッテリーの問題で、ソフトウェアモデムを採用したのでしょうが、だいたいWindowsCEマシンで何十分もモデムを連続して使うことってあるの? とも思うわけです。だから、ハードウェアモデムを採用しても良かったのではないでしょうか? もっとも、普段の通信は主に携帯電話やPHSを使って、モデムは補助的に使用する、という使用形態を想定して作られているのかもしれません。
あと、これは日立が悪いわけではないですが、標準のメーラーである「受信トレイ」が使いにくいのなんのって。
メールの削除が接続していないと行えなかったり、エディターの出来が悪かったり、「なんでこんな使いにくいメーラーを作ったんだ〜?」というほどまれに見る使いにくいメーラーです。
だから、ハードウェアモデムを搭載し、MGメールという独自のメーラーを搭載しているモバイルギアを買おう! と思ったわけです。
そしてこれはモバイルギアに限りませんが、なによりも電源をすぐ入れて使えるのがいい! 普通のノートパソコンでは、電源を入れてから使用可能になるまでに最低でも30秒はかかります。町中でちょっと情報を調べたい、という気にはなりません。
でもモバイルギアの場合、ふたを開ければ自動的にスイッチON、ふたを閉めれば電源が切れてくれます。とってもお気軽ですね。実際、始めての場所に行くときには、MC-R510に地図の画像データを入れておき、それを確認しながら行ったことがあります。
また、普通のノートパソコンでは、大容量バッテリーでも買わなければ、せいぜい連続3時間ぐらいしか使えません。そのため、貧乏性な自分としては、ついついバッテリーを気にして「なるべく無駄な動作をせずにハードディスクをアクセスさせないように〜」など慎重になってしまうのです。はっきり言ってこれは精神衛生上良くありません。その点、WindowsCEマシンは、最低でも5時間以上はバッテリーが持ちますから、日帰りの使用ならばまずバッテリーの心配をすることはないでしょう。
| でも買って良かった |
やはりと言うべきでしょうか、H/PC Pro(WindowsCE2.11)が発表されたのと同時に、NECからMoblie Gearの新機種が発表されました(今頃には店頭で発売されていたはず)。ということで、MC-R510が現行機種だったのは、はわずか4ヶ月あまりだったということです(;_;)。
MC-R700に関しては、上にも書いたような理由であまり興味がありません。SVGA液晶とか、USBとか、魅力的な要素はいっぱいあるんだけどね。で、MC-R510の後継機種に当たるMC-R520は、基本的にMC-R510のROMをH/PC Proのものに交換しただけのもののようです(まあ、型番の刻印とかは当然変わってるでしょうけど)。
ようするにNECは、H/PC Proの登場を見越して、MC-R510のハードウェアアーキテクチャを設計したのでしょう。ユーザーを裏切らないその姿勢は評価できます。
MC-R510のROMアップグレードは2万円しますが、3ヶ月早くこのマシンが使えた、と思えば、決して高いとは思いません。
| 実際に使ってみて |
まず、液晶が非常にきれいであることに驚きました。
ネット上のユーザーの書き込みを見る限り、MC-R510の前の機種であるMC-R500の液晶は見にくいという意見が多かったようですが、MC-R510の液晶は一見しただけではTFTのようにも見えます。
デザイン的には、本体を開くと中央にぶっといバッテリーがどーんとくっついているように見え、いまいちスマートじゃないな、とも思いました。でも、薄型にするために、あのような形でバッテリーをつけたというのは理解できます。普通のノートパソコンでも、あのようなデザインをしたものはありますが、MC-R510の場合、マシン自体が小さいですから、バッテリーだけが不釣り合いに大きく見えるのでしょう。本当は、MC-Kシリーズのモバイルギアぐらいに薄くなれば良いのですが、そこまで贅沢をいってはいけないでしょう(^^;)。ただ、キーボードに関しては、MC-K1よりもキータッチ音が小さいので、周りが静かでもあまり気にせずに使えるのがありがたいです。
メーラーは、最初本体付属のMGメールを使っていましたが、Pocket WZ Editorを買ってからは、それに付いているPocket WZ Mailを使用しています。スピード的にはそれほど早くはありませんが、なによりもエディター部分が非常に優秀です。やはりVZ EditorやWZ Editorで培われた技術が生かされているのでしょうね。
電子メールソフトのお約束である一定行での自動改行にしても、一律で改行せずに、本文と引用を認識し、異なる行で改行するため、引用部分のレイアウトを崩すことはありません。行頭の「#」などのコメントも自動認識し、体裁を整えてくれます。
また、インターネットメールだけではなく、ニフティサーブのメールはもちろん、フォーラムなどの掲示板も同じように扱うことができます。さらに、最近では、β版ではありますがNetNewsの読み書きもできるようになったようです。
そして、まだ使ったことはありませんが、TX-Cという本格的なC言語まで付属するため、高価な開発キットを買わなくても、これだけでプログラミングができてしまいます(ただ、これで制作したアプリケーションを動作させるためには、Pocket Wz Editorが必要になります)。
意外にはまったのが、標準で付いてくるゲーム、ソリティアです。ただ、あまり熱中してスライタスを使いすぎると、タッチスクリーンに傷が付くのでご注意を(笑)。
このように、今では文章執筆やメールはもちろん、スケジュールやアドレスの管理までもWindowsCEマシンを使っています。