| 漣歌−ドキュメント太平洋戦争− |
発売:データム・ポリスター
DPCX-1006
NHKスペシャル『太平洋戦争』のサウンドトラック。
この作品は、大島ミチルと篠崎正嗣によるユニット『式部』としてプロデュースされいます。
篠崎氏は、式部以外の多くの大島作品でも、バイオリンやストリングスセクションを担当していますので、ご存知の方も多いでしょう。また、ソロアルバムも何枚かリリースしています。
この作品では、大島ミチルは数々の楽器を自在に使ったジャンルを感じさせない曲を、篠崎正嗣は弦楽器主体のメロディアスなオーケストラを主に担当し、二人が良い意味で音楽的に分業しています。
メロディー自体も特定の国の音楽を想起させないものですが、戦争によって起こされる破壊と喪失、そしてつかの間の休息というイメージが鮮明に浮かび上がってきます。
しかしそれでいて、戦争というイメージにとらわれないで聞くことも可能であり、イマジネーションをかきたててくれる曲群になっています。これは大島作品に共通した特徴でしょう。
個人的に特に好きな曲はTrack7"Children Song"。後半部分の、バイオリンとコーラスとが重なる部分に引き込まれますね。
※曲名の後の記号は、作曲/編曲の意味。Sは篠崎正嗣、Oは大島ミチルの略