| レガイア伝説 オリジナル・サウンドトラック |
SPE Visual Worcs
SVWC 7008
プレイステーションで1998年に発売されたRPG「レガイア伝説」のサウンドトラック。
〈霧〉という漠然とした脅威に、主人公と一体化した不思議な生物〈獣〉用いて立ち向かうという独特の世界観、個性的なキャラクター、方向キーの組み合わせで技を繰り出す「タクティカル・アーツシステム」に代表されるやりこみ要素の強いゲームシステムは、根強いファンを獲得しています。
ゲームの内容と同様、音楽も非常に独特のカラーを持った作品と言えます。既存の音楽ジャンルを用いて解説すること自体が難しいのですが、あえて全体的な印象を言葉にすれば「民族音楽的な香りがする、プリミティブなテクノミュージック」といったところでしょうか。
特に試行錯誤を繰り返して作曲されたという戦闘シーンの曲、Track8"BRAND OF THE HOLY KNUCKLES"は、テクノミュージックを思わせる重厚なリズムに、ベース的な役割を担うピアノの和音、魔物の咆吼を想起させるオーケストラヒットの三者のみで構成され、明確なメロディーがないのになぜかメロディアスに感じてしまうという不思議な魅力を持った曲です。戦闘シーンの曲に求められる、プレイヤーの気分を盛り上げるための機能性、繰り返し聞いても飽きないという中毒性をほぼ完全に兼ね備えた曲は、数あるRPGの中でも珠玉の出来でしょう。
プレイステーションの音源の制約から、全体的にやや音がこもっている印象がありますが、それも本ゲームの重要なテーマである〈霧〉というイメージとうまくマッチしているとも言えます。
なお、サントラ未収録の曲も何曲かあるようです。バイロン寺院の宴の曲など、未収録曲の中にも良い曲が多くあるだけに、どこかで日の目を見てもらいたいと思います。
2001年には、プレイステーション2で続編「レガイア・デュエルサーガ」が発売されました。こちらは、大島ミチル、光田康典、崎元仁の三者による合作となっています。また、2002年3月には、「デュエルサーガ」のサントラも発売予定です。