| ゴジラvsメガギラス G消滅作戦 オリジナルサウンドトラック |
発売:ビクターエンタテインメント
VICL-60613
2000年12月に公開されたゴジラシリーズ最新作「ゴジラvsメガギラス」のサウンドトラック。
ゴジラシリーズの音楽というと、やはり最初に思い浮かべるのは伊福部昭氏、という人が多いと思いますが、服部隆之氏や佐藤勝氏など、意外に多くの作曲家がこのシリーズの音楽を手掛けています。
それでも、女性の作曲家が起用されたのは、シリーズ第24作となる本作が初めてです。基本的に「男の子向け」のゴジラシリーズで、女性の作曲家に音楽を任せるという英断を監督にさせたのは、それだけ大島さんの力量が信頼されたゆえでしょう。
力強いリズムと重低音、不安をかき立てられるがカリスマも感じられる大島版ゴジラのテーマ、高音のストリングスの不協和音がゴジラを翻弄するシーンを想起させるメガニューラのテーマ、不気味でありながらスリリングなメガギラスのテーマ、あくまで勇壮なGグラスパーのテーマなどが様々に変奏され、この作品を形作っています(このあたり、ジャケットの中にある大島さんの解説と似てるかも^^;)。
音楽性以外にも特筆すべき点として、ヘッドホンで聴いていても体に響きそうな重低音が挙げられます。CDでこれほどの重低音が再現されている作品は稀でしょう。ぜひ、高品質なオーディオ機器で聴かれることをお勧めします。
強いて言えば、ビルは壊れるわ気持ち悪い怪物はいっぱい出てくるわの本作にしては、音楽的に美しすぎる気もしますが、主人公が女性(こう書くと「主人公はゴジラじゃないの?」というツッコミが入りそうですが)であるためか、あまり違和感は感じませんでした。
聴きどころは、大島版ゴジラのテーマともなるTrack1「運命の対決」〜Track2「メイン・タイトル」、そしてクライマックスに流れるTrack24「桐子の決意」でしょう。ディメンション・タイド関連の曲も、なかなかかっこ良く聞き応えがあります。
特に、オープニングからメインタイトルが表示されるまでの音楽と映像の迫力は、ぜひ、劇場に足を運ばれて大画面のスクリーンと大音響で楽しまれることをお勧めします。