発売:KOEI
KECH-1029
モンゴルから東アジア、ヨーロッパにまたがる大帝国・元を作り上げたジンギスカンの時代を描いたシミュレーションゲーム。文化や気候によって異なる産業や軍隊、オルドによる子孫作りなど、独特の要素を取り入れた佳作です。プレイステーションにも移植されているので、現在でもゲームは入手容易でしょう。
CDの帯に、ゲームミュージックとワールドミュージックの二つが併記されているだけあり、音楽的にスケールの広い作品となっています。
メインは、モンゴル系、というよりもユーラシア系の曲ですが、東南アジア系、中国系、ヨーロッパ系、無国籍系の音楽も含まれています。たとえばTrack5"異教の地"は、ゲーム中の西欧のテーマと東欧のテーマのメドレーとなっていますが、音楽を聴けばその違いにうなづくでしょう。個人的には、イスラムや日本のテーマも好きだったので、それをどうアレンジするか興味があったのですが、サウンドウェアでは省略されてしまったのは残念です。これらはゲームの方で聴けますので、是非一度聴いてみてください。
また、馬頭琴やホーミーという発声法など、珍しい演奏が聴けるのもポイントでしょう。大島ミチルの音楽について「民族音楽的な雰囲気を持ちつつ、特定の地域の民族音楽にとらわれない」と書いたことがありますが、逆にそれだけの表現ができる作曲家が特定の地域を意識した音楽を作ったらどうなるのかという答えが、この作品だともいえます。
- ゴビ ... 5:18
- 流浪の民 ... 4:40
- 華龍 ... 4:00
- ガルーダ ... 4:05
- 異教の地 ... 4:32
- ララバイ ... 3:30
- 弔鐘 ... 4:00
- 馬上の狼 ... 4:41
- 祈り ... 3:27
- 高原の覇者 ... 1:35
- 遙かなる星 ... 4:49
- 我が祖国(作曲者不詳) ... 4:49
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