| 1.土の事を知る (1) |
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植物は地中に根をしっかりと張る事によって地上部にある茎や幹を支えています。 植物の根は呼吸をしていてますが、土は根の呼吸に必要な酸素を与え、成長に必要な水や養分を与える役割も受け持っています。 また、土の中にはミミズ等の小動物の他、微小なバクテリア等の細菌類やカビ等の微生物を持っています。 これらは分解者と呼ばれ土の中の有機物を分解してチッ素とリン酸を取出したり、土の中の肥料分を植物が吸収しやすく変化させたり、土を団粒状にする働きをしています。 土の中は空気中の温度に対して四季を通じての温度変化も少なく、植物の根を守る働きもあります。 表面の温度変化は激しく乾きやすいのですが、地表面から10cm程度の深さでは、酸素も十分に行き届いており微生物などの活動も活発にされています。 さらに深さが20cm〜1m位になると日中と夜間の温度変化はほとんど無くなり、適度な湿り気が保たれています。 1mを超えた深さになると、年間を通じてほとんど温度変化がありません。 この様な事から、夏や冬に鉢植えの植物を鉢のまま土に埋めたりするのは、温度変化を少なくして植物の根を守ったり鉢土の乾きを緩和する工夫の一例です。 |
| 2.良い土とは・・・ 良い土とは、簡単に言うと根の呼吸に必要な空気を含む為の隙間があり、通気性に富む事、適度に水を含む保水性のある事、養分を含んでいる、または含みやすい保肥力のある事です。 根に必要なのは空気、水、養分なのでこれらの条件をバランスよく持つ土が良い土と言えます。 土の粒子は細かい粉状で、みじん(単粒)と呼ばれます。 自然界では微生物などが有機物を分解する過程の中で、つなぎ合わされた様な状態の粒状(団粒化)に変わります。 粒状化された土は粒と粒の間に空気や水分、養分を蓄える事が出来るようになります。 これら粒状の土が集まったものを団粒構造と言います。
鉢植えなどの土は水やりなどで団粒構造が徐々に崩れて、元のみじん状の物が増えて行くと通気性や排水性も悪くなり植物の成長に影響を及ぼす事になるので、新しい用土での植替えを必要とします。 畑や花壇等も微生物などの活動によりある程度は回復しますが、状況(連作や薬害、病気の発生)によっては、天地返し等の土の入替えや土壌改良(改良用土を混ぜ込む事)、薬剤による消毒が必要となります。
日本は火山国で雨が多い為、酸性から弱酸性の土壌です。 土に含まれる石灰は雨によって流され酸性化して行きます。 多くの植物は弱酸性を好むのですが、問題は極端な酸性の場合です。 酸性化が進むと土に含まれるアルミニュウムが溶け出し植物に必要なリン酸を奪ってしまいます。 微生物も酸性土壌では活動が減少してしまいます。 また、同時にカルシウムなどのアルカリ分も水に溶け出すと土壌の酸性化が進みます。 この様な場合は、一般的に石灰などを混ぜ酸度を調整します。 ですから、一般的な植物を育てる上では適度な団粒構造を持った弱酸性の土が良い土と言えます。 |