| 2.肥料はなぜ必要か (4) |
| ◆単肥と複合肥料 ○単肥 ○複合肥料 ・化成肥料 ・配合肥料 ◆肥料の効き方 ○速効性肥料 ○緩効性肥料 ○遅効性肥料 |
◆肥料の与え方 ・肥料を与える時期 人間は自分の意志で食事をし栄養を補給できますが、植物の場合は自分で栄養を自由に得ることができません。 そのため、我々人間が適当なタイミングで栄養を与える必要があり、そのタイミングを間違えると植物に悪影響を与えることになります。 肥料やりには植物を植える前に与える「元肥(もとごえ)」と生育期に与える「追肥(おいごえ)」とに大別されます。 しかし、植物には生育期と休眠期がありますので、原則として生育期に与えます。 洋らんなどは開花期が休眠期であるため開花期には肥料を与えません。 休眠期は気温の低下する冬季であることが一般的ですが、夏季に休眠する植物もあります。 休眠期は生長を停止しますので肥料を与えても植物は吸収しません。 鉢やプランターで栽培をしている場合は休眠期に肥料を与えると土中の肥料濃度が高くなり「肥料の不足、過剰」の項にあるように植物に対して悪影響を与えます。 ・元肥と追肥 ○元肥(待ち肥、肌肥) ○追肥 ・有機質肥料の与え方 有機肥料やこれらをベースにした配合肥料を与える時は一度に大量に与えないようにします。 有機質が発酵分解する際に熱やガスを発生させて根を傷めるからです。 また、有機質は微生物などで分解されてから効果を良く発揮するようになる為、種蒔きや植物を植える1週間から10日前位に土と良く混ぜておくか、植え穴の下に埋め込んでおきます。 直接根に触れないようにしておくのもポイントです。 寒肥として庭木などに使用する場合は、樹形の一番広がった場所の下の地面を木を囲むように等間隔で少し掘り施します。 肥料分が土中で流出してしまう分があるので、有機質の肥料などの遅効性の肥料は少し多めに与えるようにします。 肥料は休眠期には与えませんが寒肥は休眠期に与えてもかまいません。 これは、有機質が土中で分解しながら穏やかに効果を出しますので、樹木の生長に合わせた吸収ができるからです。 ・無機質肥料の与え方 ○元肥としての場合 ○追肥としての場合 ・肥料成分の見方 市販されている肥料は含まれている成分がパッケージに記載されていますので、これらを確かめて目的に合う肥料をえらびます。 よくパッケージに N-P−K と表示されていますが、チッ素・リン酸・カリを表しておりこの並びは世界共通です。 また、表示されている数字はその製品100gあたりに含まれる成分重量を表しています。 また、肥料は肥料取締法の制限を受けており、その中の規格登録制度に基づき包装資材に保証票の添付・表示が義務づけられており、この保証票を見ることで製品に含まれる肥料成分を知ることができます。 保証票に表示される成分は、チッ素・リン酸・カリ・アルカリ分・マグネシウム・マンガン・ケイ酸・ホウ素の8成分だけですが、含まれない成分は表示されません。 ・成分比からみた使い分け 市販の複合肥料には三要素がすべて含まれていますが、N-P-Kの数値を見ることでその肥料の特長がわかります。三要素の成分比率はいくつかのパターンをもっており植物に合わせた使い分けが必要となります。 ○水平型 ○山型タイプ ○谷型タイプ ○右下がりタイプ ○右上がりタイプ
◆土の酸度と肥料効果 ・植物に合わせた調整 植物の生長にとって土壌酸度(pH)も考える必要があります。 肥料効果と密接な関係があり、土壌がアルカリ性にかたよるとチッ素・リン酸・カリなどが他の成分と結びつき吸収されにくくなってしまいます。 肥料を与えても効果が無ければ意味がないので、植物の生長条件に合った土壌酸度に合わせる必要があります。 |