☆ ストーブリーグ ☆


G 小久保はホークスに、小笠原はジャイアンツに G

 今年のストーブリーグの注目選手2人の去就が決まった。小久保は古巣のホークスに、小笠原はジャイアンツに移籍を決めた。ジャイアンツは小久保の穴を小笠原で埋める事が果たして出来るのか?

G オリックス谷のジャイアンツ入り G

 オリックス谷と、ジャイアンツ鴨志田、長田の2対1の交換トレードが発表された。

G 仁志、トレードで横浜へ G

 ジャイアンツ生え抜きで、今年出場機会に恵まれなかった仁志の、横浜、小田嶋との交換トレードでの移籍が発表された。仁志は11年間のジャイアンツでの選手生活を振り返り会見に望んだ。その目には涙のような物が光り、寂しい表情が伺えた。

G 李、4年契約 G

 今年、ロッテから移籍し、大活躍を見せた李が4年契約で合意。推定で30億円とも言われる破格の契約を結んだ。また、オプションで、ジャイアンツが日本一になった場合は、メジャー移籍も容認と言う珍しい内容になっている。

2006年日本シリーズを振り返って

 昨日、44年ぶりの日本一となったファイターズの強さが目立った今年の日本シリーズ。ファイターズの強さと言うより、新庄の運の強さを強く感じる物だった。4月に引退宣言をした新庄は、日本一になることを公言しそれを現実の物とした。相手チームがどこであろうと関係なかった。新庄に神がついて周りやることなすこと全てがドラマの1シーンのようなものだった。ペナントレースも中盤までファイターズはプレーオフ争いもマリーンズと3位争いをするのが精一杯だった。しかし終盤の追い上げは見事で1位通過をしてみせた。プレーオフ2ラウンドでもホークス優位をもろともせずに連勝でペナントを掴んだ。日本シリーズでもプロの解説陣はドラゴンズ優位と言っていたが、終わってみれば4勝1敗の圧勝だった。札幌ドームでの最終打席と9回の守備では人目もはばからずに男泣き。これがまた絵になっていた。
 話しをシリーズに戻すが、1番目の原因は上位打線の打撃結果がそのまま勝敗として出てしまったことだった。それを代表したのが1番打者でドラゴンズ荒木に対してファイターズ森本。荒木は本来嫌らしいく何でも出来る選手である。ところが、殆ど働けないまま終了してしまった。荒木が塁に出れば煩いランナーで、2番井端とのコンビで相手投手にプレッシャーを掛けられる。荒木が塁に出ない為、その後の打線が繋がらずに力んだ中軸もほぼ不発に終わった。下位打線は頑張ったが、上位がそれを返せなかった。一方森本はシーズンの勢いそのままでヒットを量産した。それを田中が送り、クリーアップがそれを返した。2番目は、中継ぎ、抑えの差がでたことだった。ドラゴンズは先発が頑張り岩瀬に繋ぐことで勝利を目指していた。今年のドラゴンズはシーズン中も中継ぎで失敗するケースが多く昨年のような継投が出来なかった。先発が6回位で降板し、悉く中継ぎが捕まった。岩瀬の出番は初戦だけだったのが痛かった。ファイターズは武田久、岡島の出来が良く、またマイケルが5戦中4戦に登板し見事に抑え込んだ。シリーズまでの調整はどちらかと言えばドラゴンズの方が優位だった。ファイターズの上記3戦手はペナントレース後にシリーズまで登板の機会が無く、1ヶ月近く試合で投げる事が出来なかったのだ。打戦に関しても同様だった。しかしシリーズは逆の結果となっている。同じようなタイプのチームと言うのが戦前の分析で、川上、山本、朝倉の安定した投手陣に対し、ダルビッシュ、八木、武田勝、金村の若い投手陣がどれだけ抑えられるかが勝敗の鍵を握ると言われていた。また両チーム共に外野の守備は鉄壁で、12球団でどちらが1位になるかと思われるほどだった。初戦は川上の力投でドラゴンズらしい戦いが出来ていた。2戦目は両投手ともに頑張り終盤に明暗が分かれた。しかし、この試合で流れが大きくファイターズに変った瞬間があったように思える。5回裏、無死1、2塁の場面の山本の送りバントの場面だ。これが失敗に無得点に終わると球場全体が重苦しい空気に変わった。これを一番感じてたのは山本だろう。逆転を許した場面でも、金子を歩かせるかと思ったのだが勝負して打たれてしまった。あそこの場面は金子を敬遠し、ファイターズの出方を伺う戦法の方が良かったと思う。結局ここから流れはファイターズに行き、そのまま終了まで変わらなかった訳だ。ファイターズは今後アジアチャンピオンを掛けての戦いが残っている。新庄はそれにはでないと言っている。記録より記憶に残る新庄のプレーはもう見る事が出来ない。

ファイターズ44年ぶりの日本一に!新庄男泣き!!

 今日の試合結果 ■

10月26日(木) 札幌ドーム
日本シリーズ第5戦 ドラゴンズ1勝4敗
Team Total
ドラゴンズ
ファイターズ ×
勝投手: ダルビッシュ 1勝
敗投手: 川上 1勝1敗
セーブ: マイケル 3S
本塁打: セギノール2号2ラン、稲葉2号ソロ

◆ 試合経過 ◆

 川上、ダルビッシュの先発。負けられないドラゴンズは川上に全てを託した。一方、ダルビッシュは初戦の挽回を願いながらの登板となった。序盤互いにチャンスを作るも両投手が踏ん張り無得点。4回表、内野安打でドラゴンズが先制するも5回裏には金子のスクイズで同点に。6回はインコースの難しい球をセギノールがはじき返しライトスタンドへ放り込んだ。ダルビッシュは7回を投げ以降を抑えに任せた。8回は岡島、9回はマイケルの必勝リレーで逃げ切り44年ぶりに日本一となった。

◆ 今日のポイント ◆

 結局、打てず終いのドラゴンズだった。このシリーズはまるで新庄のためにあるかのようなシリーズとなった。今日、8回の打席から9回の守備で新庄は男泣きした。試合は終っていたわけではないのだが、札幌での最後という感情がそうさせたのだろう。シリーズは寝ている打者には打たせるな!目を覚まさせるな!というセオリーがあり、ドラゴンズは寝ている打者が多かった。シーズンで繋ぐ野球を徹してきたチームだけに、荒木、井端のうるさい1、2番を抑えたファイターズの投手陣は見事だった。特に中継ぎ、抑えは5試合で1失点。逆にドラゴンズは中継ぎが打たれてしまった。岩瀬を初戦にしか登板させられなかったのが痛かった。

G 2006年シーズンを振りかえって G

 2006年セリーグペナントレースが昨日全日程を終了した。終わってみれば早いものだが、実に開幕から6ヶ月半もの日々が経っている。我がジャイアンツは、開幕ダッシュにこそ成功したものの、主力の怪我の続出でじりじりと後退した。特に高橋由の怪我が大きく、2度にわたって戦線離脱を余儀なくされた。バランスが良く全員野球での戦いに原新監督の意気込みが浸透し新しいスタイルのジャイアンツ野球が見えていただけに残念な結果となった。若手の成長も今一つで層の薄さを露呈してしまった2006年だった。選手個々に見れば、投手では内海の成長が1番光った。高橋尚の怪我で急遽先発のチャンスが回ってきたのを見事に物にした形となった。ルーキー福田も序盤は活躍した。グローバーは終盤らしさを見せたが今一つだった。上原も怪我で戦列を離れ冴えない結果となった。野手陣では、李、ニ岡以外は不満の残る結果となった。特に清水の不調が響いた。小坂との併用となった仁志も良いところなく終わった。ディロンも打てず守れずで使えなかった。得点力不足が最後まで続き、終盤、脇谷、鈴木の1、2番固定のオーダーを組みそれなりの結果を残したが、脇谷にはもう一回り成長して、嫌らしい1番打者として定着して欲しい。猫の目打線も一時は良いが年間通せば良くない事の方が多い。来シーズン、若手の中から一人でも二人でも出てこないと苦しいシーズンとなりそうだ。
 セリーグに目を移すと、最後は中日、阪神のマッチレースとなった。阪神の終盤の粘りは大したもので、9、10月の勝率は8割弱だった。中日との対戦成績が5分なら逆転もありえた数字だった。古田ヤクルトは5割近辺から抜け出せない戦いだった。打ち勝つ野球を掲げ、それに応えた。リグス2番の起用は当り活躍した。広島は新監督のユニークな作戦の中で力を付けつつある。先発投手陣に安定した投手があと一人いれば上で戦えるチームであった。横浜は若手野手の成長はあったものの、繋がりと投手陣が踏ん張り切れずに最下位に終わった。下にタイトルホルダーを明記したが、やはり優勝した中日がタイトルを独占している。特に川上、ウッズのエースと4番がこれだけの数字を残せば結果は付いて来るものであろう。これでストーブリーグとなる訳だが、岩村メジャーに移籍とか、小久保の去就とな様々な動きがありそうだ。2007年ペナントレースの開幕日。新たな戦いが始まるが果たしてペナントの行方はいかに?

<セリーグ部門別成績>

<投手部門>

最多勝  : 川上憲伸(中) 17勝
防御率  : 黒田博樹(広) 1.85
セーブ   : 岩瀬仁紀(中) 40S
奪三振  : 川上憲伸(中)、井川慶(神) 194奪三振
ホールド : 藤川球児(神) 30ホールド

<打撃部門>

打率   : 福留 孝介(中) .351
本塁打 : タイロン・ウッズ(中) 47本
打点   : タイロン・ウッズ(中) 144打点
盗塁   : 青木 宣親(ヤ) 41盗塁

ジャイアンツは青森光星学院の坂本内野手を1位指名!

9月25日(月)に都内で行われた、高校生ドラフト会議において我がジャイアンツは、

青森光星学院の坂本勇人内野手を1位で指名。2位では東海大相模の田中大二郎内野手。

3位で鹿児島実業の伊集院峰弘捕手を指名した。坂本内野手は身長187cmの大型内野手

で、将来の中軸打者として活躍が期待される選手である。また投手の指名は無かった。

セリーグ順位表

(全日程終了)

チーム

試合数 勝数 敗数 引分 勝率

中日 阪神 ヤクルト 巨人 広島 横浜

交流

中日 146 87 54 .617 優勝 14-7-1 12-10 16-6 11-10-1 14-6-2 20-15-1
阪神 146 84 58 .592 3.5 7-14-1 13-8-1 11-11 14-6-2 18-4 21-15
ヤクルト 146 70 73 .490 14.5 10-12 8-13-1 8-14 12-9-1 10-11-1 22-14
巨人 146 65 79 .451 5.5 6-16 11-11 14-8 10-11-1 11-10-1 13-23
広島 146 62 79 .440 1.5 10-11-1 6-14-2 9-12-1 11-10-1 10-12 16-20
横浜 146 58 84 .408 4.5 6-14-2 4-18 11-10-1 10-11-1 12-10 15-21

□ ジャイアンツ再建計画 □

 原第2次政権は、「スモールベースボール」を掲げ、キャンプから走る野球をモットーにシーズンを迎えた。開幕戦から快進撃を続け、独走状態とまで言われていた。主軸にも送りバントをさせ、それを後続が繋ぎチーム状態は最高だった。若手もそれぞれの仕事をこなし原監督の采配は冴えていた。ところが主軸に怪我人が続出するとその勢いは衰え、最大14あった貯金も交流戦が始まるとみるみるうちに減っていき、交流戦だけで10の借金をした。そしてリーグ戦に戻っても流れは変らずに昨日現在で借金は8に膨らんでいる。ここのところのジャイアンツにはチーム内で何があったかは不明だが、チームが一丸に成ってない。それを象徴する場面は、投手がピンチを迎えても野手が投手に歩み寄る事がないのだ。現状ではニ岡が内野のチームリーダーになりその役をはたさねばいけないのだが、彼は自身のことで目一杯なのかもしれない。怪我は仕方ないことだが、ここまで続出する事は珍しいことだ。控えの層のレベルを上げる事は必須だが、4〜5人もは無理な事だ。昨年までのつけが今年に重くのしかかっているのは事実だ。若手を使わずに、トレード、新加入の外国人を起用せざるおえないのである。常勝を義務付けられているチームならではの悩みなのだ。過去に実績の有る選手を使うほうが手っ取り早いのは事実で。若手を育てる事は難しいのも事実である。今年も、多くの選手を獲得してやりくりしてきた。しかし、これら新加入の選手も今は期待通りの仕事はできていない。唯一李だけが期待以上の働きをしてくれている。生え抜きの選手では、ニ岡が期待通りの働きをしている反面、清水、仁志は調子が上がらない。高橋も怪我から復帰したがらしさが見えない。今年はもうペナントを獲る事は難しい今こそ、残り70試合でジャイアンツがやるべきことは若手のレベルを上げる事だ。まずは、亀井、矢野はスタメンで使う。脇谷、岩館も使うべきだ。投手も先発で西村、野間口は使って欲しい。内海は今年1本立ちし、これは怪我の功名だ。高橋の怪我で替わりにローテに入り、安定した成績を残せている。失敗には目をつぶり使い続けないと成長はしない。ジャイアンツは強くなければ野球は盛り上がらない。他球団も強いジャイアンツに勝つことでしゃかりきになる。解説者等に同情されているようではいけない。何処かのテレビ局がジャイアンツが弱い事を理由に今後の野球中継をレギュラー番組にさしかえるとも書かれていた。視聴率が下がるから放送しない。これには憤りを感じてならない。こんな局には今後放映権を与えては駄目だ。そして最後に言いたい。ジャイアンツ選手諸君、君達の後ろにどれほどのファンがついているか解っていますか?君達の一挙手一投足を真剣に見、勝った時は選手以上に喜んでいる事を知っていますか?いい加減にやっているとは思っていませんが、全力で走っていますか?気持ちを込めてジャイアンツプライドを見せてください。

交流戦順位表(全日程終了)

順位

チーム

試合数 勝数 敗数 引分 勝率

ロッテ 36 23 13 .639
ヤクルト 36 22 14 .611 1.0
阪神 36 21 15 .583 1.0
中日 36 20 15 .571 0.5
ソフトバンク 36 20 16 .556 0.5
西武 36 19 16 .543 0.5
日ハム 36 17 19 .472 2.5
楽天 36 17 19 .472 0.0
広島 36 16 20 .444 1.0
10 横浜 36 15 21 .417 1.0
11 巨人 36 13 23 .361 2.0
12 オリックス 36 12 24 .333 1.0

チーム別成績表(セリーグ)

チーム

ロッテ ソフトバンク 西武 日ハム 楽天 オリックス 試合数 勝数 敗数 引分 勝率
ヤクルト 3−3 3−3 4−2 3−3 5−1 4−2 36 22 14 .611
阪神 5−1 3−3 2−4 3−3 3−3 5−1 36 21 15 .583
中日 2−4 4−2 3−2−1 2−4 4−2 5−1 36 20 15 .571
巨人 0−6 2−4 3−3 3−3 2−4 3−3 36 13 23 .361
広島 2−4 3−3 2−4 4−2 2−4 3−3 36 16 20 .444
横浜 1−5 1−5 2−4 4−2 3−3 4−2 36 15 21 .417
トータル 13−23 16−20 16−19−1 19−17 19−17 24−12 216 107 108 .498

交流戦戦評

 今日で交流戦全日程が終了し、セリーグの107勝108敗1分けと拮抗した結果となった。優勝賞金5000万円の行方はロッテで、昨年に続く2連覇であった。ロッテはセリーグに対し23勝13敗と大きく勝ち越しての優勝だった。今年も交流戦期間で両リーグの順位が変わり交流戦の恐ろしさを感じた。特にセリーグは、ジャイアンツが独走とまで言われていたペナントレースだったが、交流戦に入り怪我人が出たのも事実だが、パリーグの勢いに完全に飲み込まれ屈辱的な敗戦も多々あった。特にロッテには1つも勝てずに、昨年と合せると1勝11敗と大の苦手を作ってしまった。昨年交流戦で痛い目にあった中日は5つの貯金で現在セリーグ首位に立っている。ヤクルトは開幕から投打がかみ合わなかったが、外国人選手の活躍が大きく、交流戦の首位争いを演じた。楽天は負け越したものの、後半にきて調子を上げた。阪神、ソフトバンク、西武は貯金を作ったが、他のチームは借金を作った交流戦だった。
 週末からは通常のペナントレースに戻るが、果たして両リーグのペナントの行方はどうなるのだろうか?

◇ 新入団選手 ◇

投 手

辻内 崇伸(15・大阪桐蔭高) 福田 聡志(22・東北福祉大) 深田 拓也(60・中京大)
加登脇 卓真(67・北照高) 会田 有志(63・中央大) 豊田 清(20・西武)
野口 茂樹(31・中日) J・パウエル(42・オリックス) 栂野 雅史(27・新日本石油)
越智 大祐(35・早稲田大) G・グローバー(46・ブリュワーズ)

捕 手

梅田 浩(65・創価大) 實松 一成(69・日本ハム)

内野手

小坂 誠(2・ロッテ) J・ディロン(5・マーリンズ) 李 承ヨプ(33・ロッテ)
脇谷 亮太(57・NTT西日本)

外野手

大西 崇之(00・中日) 小関 竜也(49・西武)