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東京国際ブックフェア2002(020421)
東京ビッグサイトで4/18〜4/21に開催された「東京国際ブックフェア2002」を見学。いろいろな出版社や新聞社・印刷会社・ソフト会社などが出店しておりました。誘ってくれる方があって,ノンフィクション・ライターの佐野眞一さんの講演を拝聴。佐野眞一さんは,『性の王国』(すごいルポです!)『遠い「山びこ」』『巨怪伝』『カリスマ』『旅する巨人』『東電OL殺人事件』『だれが「本」を殺すのか』などの著書で知られた方です。私は『だれが「本」を殺すのか』(佐野さんの仲間ウチでは「本コロ」と呼んでいるそうです)は読んでいないのですが,今回のお話のテーマはこの「本コロ」に関連した「大ピンチの出版業界は今後どうしたらいいのか」というものでした。
いろいろなお話がありましたが,しかし,答は「努力していいモノを作る,作ったモノは努力して売る」以外になく,その原点を前提にいろいろ工夫するしかないと思いますがいかがでしょうか(業界の事情はよくわかりませんが)。会場は満員(主催者によると900人定員)。50歳代ぐらいの男性多数。しかし,失礼ながらこのような「概論」が一体実務の何の役に立つのか私にはよくわかりませんでした。やはり出版界の人間は自分が行動するより人の話を聞く系・評論家系の人が多いのかな? なんて思いました。行動を伴わないとすれば,業界にせよ,一企業にせよ,個人にせよ復活なんて絶対にありえないんじゃないでしょうかね? それはともかく。会場では佐野眞一さんの『だれが「本」を殺すのか』の続刊を割引価格で販売しサイン会もしてました。かなりの人が並んでました。ミーハーな私は当然そこに加わって購入・サイン・握手。「ほらね。こんなふうに工夫すれば人は並ぶモンじゃん」と思ったことでした。
ブックフェアの会場では新刊や既刊が20〜30%引で売られていました。今年は21日で終わってしまいますが,次回から本好きの方は現ナマをごっそり持って行かれるとよいのではないでしょうか(売れ筋の本を大量に安く仕入れて,後日新刊でオークションに出したらシロウトでも小金が稼げるかもしれません。こういうことをしている人はもういそうな気がします。私も来年に備えて貯金を始めようかなあ? 10%利益が出るとして,20万円仕入れて2万円の利益です。貯金よりはいいのか,売れ残りのことを考えると10%利益を見込めないのか??? とすると,20万円で高額本を安く買って,オークションで一発勝負か? うー。後者やってみたいですねえ。もちろん家族には内緒で)。あと洋書は半額ぐらいでバーゲンをしていた気もします。
展示で私が面白いと思ったのは,TOPPANが出品していた「電子ペーパー」(印刷会社なのにこんなことしてるんですね。出版業界の中でも印刷会社はIT時代への対応を地道にしてるんですね)。液晶か何かのフニャフニャなボードに,インターネット経由で動画込みの新聞が配信されてくる時代へ着々と近づいている感じ。さらにこれが電話と合体して写メールのように送れたら,写す範囲が狭くてすむ大相撲などは観客がお友だちに中継したりするかもしれません。
なお,『だれが「本」を殺すのか』については,続刊から読むのもナンなので,1冊目は会社の人に借りて,サインをしてもらった続刊はその人に貸すという消費者にとっては合理的なバーターをしてしまいました。これも“「本」を殺す”行為なのかもしれませんが,これへの対応は業界人が考えること。あ,でもそんな細かいことしなくても,うまく世間や政治家に「泣き」を入れれば公的資金が注入されるかも…。
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