近頃の読書(020220)
 父の葬儀に前後して,この1か月ぐらいで以下の本を読みました。

『看護・医療の心理学』(松浦健児・岡村一成共編/実務教育出版)は看護医療系学校の学生さんや実際医療スタッフとして働いていらっしゃる方を対象とした書籍ですが,病院での父の情緒が不安定なように見えましたので,勉強するつもりで読みました。全部で12章あるのですが,取り急ぎ「8章 成人患者の心理」「9章 末期患者の看護」「10章 患者との人間関係」「11章 精神健康・カウンセリング」だけざーっと飛ばし読み。いちおうそれなりの知識を頭に叩き込みましたが,その成果を発揮する前に父の意識は朦朧となり,そのまま逝ってしまいました。

『ミカドと世紀末』(猪瀬直樹・山口昌男/小学館文庫)。特に天皇制を勉強したかったわけではなく,山口昌男先生が対談でお話しされているので,やさしそうだというのが購入の動機。それなりにお勉強。天皇制については,法的な考察が不可欠であると思いますし,私はそちらを先に学びたい気持ちなので,ちょっとお付き合い的読書になってしまいました。

『民族世界地図』(浅井信雄/新潮文庫)。はは。いまさらなのですが,しかも古本なんですが,お勉強。元新聞記者の浅井先生のわかりやすい記述にお導きいただきたいというわけでして…。しかし,先生には何の罪もないのですが,私の頭にはこういった問題を整理する回路がないらしく,また記憶を定着させる場所もないようで,ちっとも頭に入りません。地名や人名,地理的特徴,歴史などつまりは自分と関わりがあまりないと思われるものについては,オッソロシク無関心だと認めざるをえません。この本は今後手元に置いて辞書のように使用することになるでしょう。

『手塚治虫名作集11 新選組』(手塚治虫/集英社文庫)。気分が滅入っているときは漫画がいいように思って購入(例によって古本)。手塚治虫先生については,機会あるごとに(歯医者の待合室に置いてあるものなど)チェックしております。「漫画で表現できないことはない」とおっしゃったのは松本零士さんだったかと思いますが,手塚治虫先生の物語を見ていると,まさにそんな気がします。これからもコツコツと読んでいくつもりです。

『顔』『面白くっても大丈夫』(いずれも南伸坊/ちくま文庫)。シンボーさん,いつもすいませんねえ。へこんでいるときなど,つい読んでしまいます。特に記しておきたい文章に当たることは少ない(ヘータンでワカリヤスイ,カルイ文章なのでキリッと,こう,ザユーのメイにしたろか,って感じではない)のですが,シンボーさんのモノの見方や考え方には,いつもカンメーを受けてしまいます。若い頃のトンガッている文章も好きですが,このところの少年オジサン的文章も結構なお味です。今後ともひとつなにしてヨロシクと申し上げます。


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