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近頃の読書(011218)
11月中旬から12月中旬まで,モノ凄い勢いで過ぎてしまいました。いや〜,仕事も来るときにはまとめて来るもので,すっかりコンピュータの一部となってました。DTP三昧。会社でも家でも。クオーク・エクスプレスとイラストレーターとフォトショップを同時に開いて作業をし,その間に情報収集のためにインターネットにもつないでいたりして…。つい2年前には,かなりのスペックのマシンでもこんなことはできなかったのではないでしょうか。まぁ,私のマシンですと,現在でもこのようなことをするとちょくちょくフリーズするわけですが,以前でしたら,そもそもソフトが立ち上がりませんでしたので,コンピュータの世界の技術進歩って本当にすごいと思います。
…ということで,ここ1か月の読書は低調でした。わずかに3冊を読んだきりです。

『野火』(大岡昇平/新潮文庫)は,中学生の頃から読みたいと思っていた作品です。遠藤周作先生の本によく紹介されていたので…。これは必読書ですね。本当に怖い話ですが,読んでよかったです。子どもたちにも当然薦めています。内容もさることながら,子どもたちには“厚みのある文章だなあ”と感じてほしいものだと期待しております。
『シンボーの常識』(南伸坊/朝日文庫)は,「毎度!」って感じです。世の中を見るシンボーさんの目は,真にキレイなものとキタナイものを見分けるようなところがあります。それと,シンボーさんは,案外イラダッたりしがちなのですが,それも生き物や世界に対する愛情というか「信頼したいんだ,美しくあってほしいんだ」という願いコミのようでして,私は好きです。
『新解さんの謎』も,ここ数年読みたいなと思っていた本です。古本屋さんに入ったときなど,探していたのですが,ようやく池袋駅のブック・オフで発見しました。伸坊さんのお師匠の赤瀬川原平さんの著書(文藝春秋)。三省堂の『新明解国語辞典』をネタに「こんなことが書いてあるぞ」という例の「路上観察学」的アプローチで書かれたものです。この本の装丁は南伸坊さん。大いに遊んでます。ステキです。特に最終ページの柱はうれしかったです(読んだ人にしかわかりませんが…)。著者・装丁家・編集者の息が合っている感じがするいい本です。ただ,この本の前半半分がタイトルの「新解さんの謎」で後半半分は「紙がみの消息」というまとまりなのですが,この後半の「紙がみの消息」が,私には全然面白くありませんでした。前半は期待通り面白かったので,「紙がみの消息」が別の原稿だったらなあ…と,ちょっと残念に思ってしまったことでした。
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