■『内田魯庵山脈』山口昌男,『やさしい経済学』日経ビジネス人文庫011118)
 11 月17日は小学5年の娘の学校のコンサート。子どもたちの歌声や合奏,お母さん方の合唱や太鼓の演奏にシビレてきました。6年生は合唱も合奏もなかなかのもので,指導者がよいとかなりのセンまで行けるのですね。音楽の先生,エライ! お母さん方の合唱は,ピアノの先生や大学で合唱サークルにいた方々で構成されたメンバーとのことで20人弱。童謡のメドレー。こちらも紅白歌合戦の由紀さおりさん姉妹の歌を聴くのと同じぐらい,いい気分でした。「ふるさと」を真面目に歌われただけでも大抵の人は参ってしまうでしょうが,選曲・実力ともに素晴らしかったでございます。娘は5年生の合唱のピアノ伴奏を担当。数日前から緊張してましたが,うまく行きました。妻も太鼓の演奏に参加。こちらもうまく行きました。よかった。よかった。満足。満足。

 さて,読書のほうは,ついに『内田魯庵山脈』(山口昌男/晶文社)読了。山口昌男先生に強引に連れられて,明治・大正・昭和の通(つう)な人たちの世界を探検するという趣なのですが,もう満腹でございます。例えがしょぼくて恐縮ですが,一晩さんざん飲み歩き,翌朝,すごい疲労しているけれどココロは満足しきっているという,あの状態でございます。このまま山口昌男先生の本をもっと読みたい,特に『「挫折」の昭和史』『「敗者」の精神史』なる本は…と思ってインターネットで古本屋巡りをしましたが,ありません。ヤフーのオークションには…出てません。仕方なく普通のネット書店で探したらありました。何と『「挫折」の昭和史』が4300円,『「敗者」の精神史』が4700円。購入はちょっと保留。飲みに行けばこれぐらいは払うのに,何で本だと躊躇してしまうのでしょう。我がことながらよくわかりません。図書館にはあるかなあ?

 山脈から下山して,ストレッチのように『やさしい経済学』(日経ビジネス人文庫/本体667円)を読みました。この本は,わが国の経済学会の錚々たるメンバーが執筆。香西泰,伊藤元重,中谷巌,西村和雄,伊丹敬之,宇沢弘文,佐和隆光,岩田規久男,野口悠紀雄,井堀利弘,猪木武徳,根岸隆の各先生など(ほんとにすごいメンバーです!)。それなりに興味深く読めますが,やっぱり経済学をかじったことのない人にはわからないだろうなあ…という感じ。それと,新聞の連載を本にまとめたものなのですが,ポロッ,ポロッと本にしたときに変な感じがする部分があったのが残念。結構議論にダブりもあったりして…。


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