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京都・奈良(010721〜23)
2001年7月21日〜7月23日に京都・奈良に遠征しました。21日は京都。22日午前も京都。22日午後奈良に入り翌23日がいつもの仕事でした。21日から京都に入ったのは,21日夕方から元神戸大学・石田喜久夫教授(民法)を偲ぶ会という集まりがあり,そちらにお邪魔したからです。面と向かって石田先生からご指導を受けたわけではないのですが,先生の書かれたものを通じて法律学という学問の面白さを学ばせていただいたつもりです。その御礼を申し上げてまいりました。
さて,京都では,まず南禅寺に行きました。特に思い入れがあるわけではないのですが,京都の大きなお寺らしいたたずまいを味わいたくて寄りました。下の右上の写真は,当日の山門の下です。暑くてノビていたオジサン1名。黒澤明の『羅生門』のオープニングのカットみたいなところでの1コマです。
南禅寺境内にあった右下の道しるべに従って,南禅寺の次は永観堂。これまで京都には何度か来ていますがこちらには寄ったことがなかったので入ってみました。永観堂の次は銀閣寺。銀閣寺は人が大勢いて,少々ゲンナリ。しかし,ま,例の落ち着いた雰囲気はやはり人をほっとさせます。
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| 永観堂の正面入口は見た目はこのようで「奥に小さなお堂があるのかな」と思ってしまいますが,実は奥が深く広いんです。山の傾斜に沿って次々と上のほうに増築されていったような造りで,中で結構歩きます。ここは紅葉の名所。タクシーの運転手さんによると秋は混むけれども,12月の第1週が空いていて紅葉も残っていてベストだとのこと。ここにある「みかえり阿弥陀如来」は一見の価値ありです(こんな言い方は何ですが…)。 |
お馴染みの銀閣寺。左上から強い日差しが当たってしまって,デキの悪い写真ですみません。夏だというのに観光客の皆さんでいっぱい。以前は向かいの建物の縁側でゆっくり鑑賞できたように記憶しておりますが,縁側に座れないのはもちろん,次から次へと人が入ってきては押されるようになりますので,残念ながらゆっくり落ち着いてということはできませんでした。 |
京都の夕食は,ホテル京阪の「美濃吉」で懐石のコース料理を頼みました。やはり関西の夏と言えばハモなのですね。美味しくいただきました。湯葉,鮎も夏らしく涼しげで大満足。
翌22日はあまり気合いが入らず近いところに行くことに。これまで気になっていた壬生に行きました。京都では地下鉄が随分便利ですが,たまに来る旅人にとっては,バスで移動したほうが「京都に来たなあ」という感じがします。そんなことを思っていたのがいけなかったか,壬生へは地下鉄で四条烏丸まで行って,あとは歩くことにしました。で,これが遠すぎ。みんな私が悪いのです。よく調べないから。汗びっしょりで新撰組の「壬生屯所旧跡」に到着。
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| 「壬生屯所旧跡」の入口です。ここでは「京都SKY観光ガイド」さん(高齢者の方のガイド組織のメンバー)が,味のある解説をしておられました。新撰組の考えたこと・したことの是非はともかく,若者の集団がここで命を燃やしたことを狭い座敷の中で偲んできました。 |
お隣りの壬生寺の近藤勇。こちらは訪れる人は少ない模様で,ちょっとさびれ気味でございました。芹沢鴨のお墓あり。この境内でいわゆる,ちょっとボケた感じのお爺さんから声をかけられました。「どちらから?」「東京です」「私のふるさとは佐賀でねえ。ここの暑さとはちょっと違うんだが…」と,約5分。お相手もそこそこに失礼いたしました。 |
- 壬生寺を出て,ちょっと歩いていると,道ばたで知的障害があると思われる中年の女性が何やら怒っているようで,大きな声で独り言というか,目の前の彼女だけに見える人に文句を言っておりました。避けるようにその人の前を通り過ぎ四条大宮まで歩き,そこでバスを待ちながら煙草を一服していたら,そばにいた片腕のないお爺さんから「煙草一本もらえません?」(確か京都弁だったと思いますが再現できません)と声をかけられました。煙草を1本渡し,火をつけさせていただきました。お爺さんの目は鋭く,たかられているのか,これが普通のことなのか,よくわかりませんでした。う〜。京都に来ると,そういえば,バス停などでこうしたちょっと東京ではないようなお年寄りとの接点があるのですよね。
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- 近鉄に乗って午後は奈良。近鉄奈良駅前では土井たか子さんが熱弁中。お疲れさまです。ちょっと休んで,唐招提寺へ。鑑真和尚のことをお勉強したくて…。
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| 唐招提寺は大きなお寺です。当日は,山門から入るとすぐ工事中で,正面から迂回して境内へ。暑い中境内を散策。鑑真和尚像はどこかな?…とブラブラ緑の中を歩き回りました。で,見つからず,お寺の人に窺ったら,公開する日が決まっていて,いまは見られないとのこと。あ。また下調べもしないで直行した報いが…。 |
唐招提寺からちょっと歩いて薬師寺へ。上の写真は唐招提寺から薬師寺に至る道の途中で見た瓦です(薬師寺のものかもしれません)。鬼瓦の向かいに亀がいます。瓦はいくつか見たのですが,亀でなく他の生き物のものもあったようです。こういう「意匠」というのでしょうか,そういうものの勉強もしたくなるような光景でした。 |
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汗をダクダクかきつつ,やってまいりました。薬師寺。中学生の時,初めて五重塔を見たときは「綺麗だなあ」と素直に感心したものでした。今回25年ぶりに行ってみて,やはり同じ感慨をもちました。ただ,それ以外の,復元されたのでしょうか,回廊と新たな塔は,何というか,お造りになられた皆様には申し訳ありませんが,ちょっとゲンナリとなってしまいました。柱の組み方などシンプルで,工法としては優れているのかもしれませんが,美しくないなあという感じです。全体の意匠というか,細かいところで職人技というか「粋」な部分というかオシャレな部分がなく,親方が発注元から「予算はこれだけ」と言われ,工賃を切りつめて造ったかあ? という感じです。平山郁夫先生の絵も見る気が起きず,義母へのおみやげに習字の墨を買い,早々に失礼いたしました。 |
- 翌23日の奈良でのお仕事はさらっとこなし,京都・奈良遠征は終了。今回もいろいろ文句を言いながらも,そこここのお寺で父の奇跡を祈願してまいりました。もし仏様がおられるのなら,信仰に篤い父を見捨てたりはしませんよね,とブツブツ申し上げてまいりました。
- 南禅寺・永観堂・唐招提寺ではお寺の境内の緑を満喫。暑かったですが,緑の中に身を置くというのは,精神衛生上,非常によいのではないかと感じ入った次第です。ところで,どこも境内の写真撮影の制限があったため外部からの絵ばかりになってしまいました。もう少し制限を緩めてもらえないものかと思ってしまいます。唐招提寺の「新宝蔵」には重要文化財がごっそり展示されておりまして,なかなかの迫力でした。そんな中で,特に気に入ったのは迫力とはちょっと雰囲気が違うチビ聖徳太子でして,とても可愛い作品でした。「重文 聖徳太子立像」と言われちゃうと何か立派そうですが,実際は1メートルほどの高さの子どもの頃の太子です。これ,知らない人,多いと思うんですよね。こういうのを「宝のなんとやら」と言うのではないでしょうか。こういう作品を子ども達に紹介してあげれば,イヤイヤありがたい仏像を見学させられているというのでなく,楽しんで古い作品も見てもらえると思うのですが…。
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