『迷走政権との闘い』福島瑞穂(120205)

 本書は東日本大震災後の2011年5月10日発行。

■『迷走政権との闘い』(福島瑞穂/アスキー新書/本体:743円)

迷走政権との闘い

 本書は福島みずほさんの著書らしく,率直でわかりやすい文章で綴られています。中学生やお年寄りにも読みやすい内容です。アメリカのオバマさんやクリントンさんのスピーチは,易しい言葉を使うなと感じることがあります。おそらくヒスパニック系や英語が得意でない方々への配慮だと思いますが,福島さんは自然にそういう語り口をお持ちです。

 民主党政権のトロさにはいい加減うんざり来ますが,しかし,見えないところで政治家というのはかなり動いている(その内容についてはとりあえず追及しないとして)ということがわかります。福島さんの場合は弁護士ですので,交渉事にはもともと強い上に国会内外でのキャリアも相当に重なってきていますので,どんな場面にも賢く対応できるしたたかな政治家になってきたなという印象です。先般は党首選で別の候補が立つかも知れないという状況にもなりましたが乗り切りましたし。ちょっと引用。119ページ。

「社民党の動きを「小さな政党が政策を政争の具にして大きな政党を振り回している」と批判する人もいますが、決して政争の具にしているわけではありません。本当に心から、「辺野古に基地をつくらせない」「日本を死の商人にしてはいけない」という思いで行動しています。ハートでやっているのです」

 平和憲法を守り,脱原発を推進する,こういうことを実行しようとする政党にもっと議席を持ってもらいたいと切に思います。福島みずほさんの訴えにぜひ耳を傾けていただきたい。

 

 


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