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『From the Depth of My Drawer』奈良美智(091031)
長女が置いていった本。奈良美智さんの本を拝見したのは,『奈良美智写真集 the good,the bad,the average...and unique』以来。
■『From the Depth of My Drawer』(奈良美智/フォイル/本体:3,000円)
奈良美智さんの作品には,絵画にしろオブジェにしろ,なんだか感情を揺すぶられます。頭が混乱するのじゃなくて,胸騒ぎがします。私はブラマンクやムンクの世界に近いと思います。でも,ブラマンクやムンクと違うのは,不安を抱えている(不安を内包しているというようなものもあります)のは,社会やオトナではなく,子供だというところ。悲し気だったり,何かを疑っているようだったりする子供の動作や,こちらへの視線にドキマギさせられます。
子供はオトナや社会の鏡だ…などと言いますが,そんなことをわざわざ確認するだけじゃなく,何とも言葉にしがたい感情がまだ残ります。モヤモヤ,ユラユラした感情。温かい気持ちのようなものでもあり,また,子供たちと一緒に不安を抱えたまま眠ってしまいたくなるような危うい気分などなど。
本で見るだけでもインパクトがあります。でも,いつかどこかで実物に出会うのが楽しみ。
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