|
『ラストメッセージ ガラスのうさぎとともに生きて』高木敏子(091003)
『ガラスのうさぎ』の高木敏子さんが,2007年8月6日に出版された本。
■『ラストメッセージ ガラスのうさぎとともに生きて』(高木敏子/メディアパル/本体:1,500円)
「はじめに」から抜粋。(1ページ)
戦争を起こそうとするのは、人の心です。
戦争を起こさせないようにするのも、人の心です。
「おわりに」から抜粋。(270ページ)
「戦争」の二文字のために、他国の人も殺さず、自国の人も殺されない、世界に誇れる文面「憲法第二章第九条」を守り続けてください。平和はすべての原点なのです。
高木さんの悲願は,東京都平和祈念館の設立。
戦争は確かにあったのです。たくさんの男の人が召集令状一枚で戦場に赴き、戦死、戦病死、または餓死。日本の空は、連日どこかの都市にアメリカ軍機が飛来し、多くの非戦闘員が空襲を受けて焼死しました。
それらの不幸な過去を、「東京都平和祈念館」に収めてほしいのです。(264〜265ページ)
東京は戦災地なのです。東京下町だけでも十万人近くの死者を出し、焼け野原になった地。この地に平和祈念館がないのは、むしろ不思議なことではないでしょうか(266ページ)
本書が書かれたのは,安倍政権(2006年9月〜2007年9月)が,憲法改正までやってしまうぐらいの勢いのとき。高木さんは黙っていられなかったのでしょう。アル中のアタクシもさすがにあのときには,できることは何かと真剣に考えました。ま,大したことはできませんでしたが,何もしなかったわけではありません。これについては生涯の誇りにしたい。この国の多くのおとなたちは,戦争をしてはいけないと毎年8月には思うのに,他のときにはすっかり忘れているかのように,私には見えます。結局,金のことしか考えてないだろ? ってな人が多すぎる。
こういう本を子どもたちにたくさん読ませないと,この国は危ういと思います。まずは『ガラスのうさぎ』から,です。
|