『至高の学習法』メディアファイブ編(090531)

 これまでの『メキメキ頭がよくなる「超」思考法』(中川昌彦/実務教育出版)『できる大人はこう考える』(高瀬淳一/ちくま新書)『数学は暗記だ!』(和田秀樹/ブックマン社)『バカの人』(和田秀樹/全日出版)『趣味・教養を「武器」に変える 和田秀樹の“最終最強”知的生産術』 (毎日新聞社)『世界一やさしい問題解決の授業』(渡辺健介/ダイヤモンド社) 『スピーディーに何度も繰り返す! 速読受験術』(椋木修三/PHP研究所 )『翌日の試験はこれでカンペキ! 一夜づけスピード記憶術』(椋木修三/PHP研究所)『竹中式マトリクス勉強法』(竹中平蔵/幻冬舎)『本当に頭がよくなる 1分間勉強法』(石井貴士/中経出版)という,ワタクシの「勉強法の勉強」に,また1冊加わりました。

■『至高の学習法』(メディアファイブ編/メディアファイブ/本体:1,300円)

 本書の帯には「五感をフル活用して脳を刺激せよ!」「学習ソフトによる至高の学習法」と書いてあります。PCを使った学習ってのはこれからどんどん広がっていきますよね。興味津々。

 本書は全編4色刷。『本当に頭がよくなる 1分間勉強法』に書いてあった《そもそもの頭のよさを引き上げるために「右脳」を意識的に使えるようにする。右脳は色に反応する(211ページ)。》というのがわかっているんですね。インク代はかかるけど,それは折り込み済みなのでしょう。すごいですねえ。このテの本で4色刷というのはかなり珍しいと思います。

 本書で最も印象に残った文章。

 耳の力をもっと活用してください。耳で理解する言葉は人類の起源とともに生まれたのに対し,目で理解する文字は約5千年前に出現したにすぎないとされています。音声で情報を得ることのほうが、ずっと古くから発達しているはずなのです。(206ページ)

 「言葉は人類の起源とともに生まれた」というのは,ちょっと言い過ぎだろうと思いますが,しかし,文字を読んでいろいろなことを学ぶより「耳学問」のほうが本源的だし,楽だし,よく覚える…というのは,実際わかりますよね。幼児は字が読めないし,「門前の小僧…」なんてことわざもあります。落語も速記本を読んで覚えるのは本当は望ましくなくて,人の話を聞いたりお師匠さんに「おすわったりする」のが本筋だと,六代目圓生さんも『圓生百席』のうちのどこかでおっしゃっておりました。

 メディアファイブはソフトメーカー。本書でも紹介されていますが,PCを使った学習について,開発したソフトですでに1つの答えを出しています。「PCを使った学習について語るだけじゃない」ってのが強いところ。カバーそでにある広告を見ると,小学生からビジネスマンまで160タイトルもあります。小学生のときからこの会社のソフトで勉強することに慣れると,きっとビジネスマンになっても,ここのソフトを使うようになるのでしょうねえ。1つの会社のソフトはインターフェイスも似ているでしょうから,それはユーザーにとってはよいことでしょう。もちろんそれはメディアファイブさんにとってもいいことですよね。

 それをうまくやっているのが,あの「たまごクラブ・ひよこクラブ」のベネッセですよね。

   


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