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『百年の愚行』Think the Earth Project(090315)
『奈良美智写真集
the good,the bad,the average...and unique』に引き続き,長女が購入したと思われる写真集。
■『百年の愚行』(Think the Earth Project/紀伊國屋書店/本体:2,400円)
いや〜,子供ってのは成長するものですよねえ〜。近頃は子供たちから学ぶことがやたらに多くなってまいりました。長女のおかげでこの本に出会えてよかった。すんごいショックを受けましたけれども…。
写真集なので写真を転載するのははばかられますが,上の,本書の帯に使われているのは「湾岸戦争中に燃える油田[1991年クエート]」というキャプションがついた写真。百年の愚行の百年というのは,20世紀の100年のことです。
本書は戦争・環境破壊・貧困といった大きな問題について100枚の写真で訴えかけてきます。老眼のせいもありますが,よく見ないと死体の山とゴミの山の区別がつかないなんてことに愕然としたり,HIVに感染している少年の醜い顔に胸がつぶれそうになったりしました。レヴィ=ストロースさんなどの寄稿も掲載されています。アッバス・キアロスタミさんの寄稿では「地球の回転を止めてくれ、おれは降りたいんだ」なんて言葉が紹介されています。そんな気分にもなります。ですが,それじゃダメじゃん,というのが本書の主旨であります。
現実をしっかりと見て,地球から降りるんじゃなくて,乗ったまま何か(正しい)行動を起こすことだよな,と,就職・結婚して約25年愚行を重ねてきたアタクシも考えさせられたことでした。
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