『現代詩文庫38 中桐雅夫詩集』中桐雅夫(090219)

 図書館で三遊亭円生さんのCDを借りるときに,ふと目にとまった本。「おお〜,中桐雅夫さんじゃ〜ん」と懐かしい気分になって,CDと一緒に借りてきて読みました。

■『現代詩文庫38 中桐雅夫詩集』(中桐雅夫/思潮社)

 中桐雅夫さんは『会社の人事』の詩人。目にとまったフレーズをいくつか…。

 人はなぜ人を悲しますものになるのか。
 ぼくは、庭のクローカスが、けさ、
 始めて花をつけたことを考えようとした。

 (「馬鹿の純ちゃん」より)

 死刑囚がいくら罪を重ねても、
 それは無限に一を加えるようなものでは
 ありませんか。

 (「夜」より)

 殺された男にもまだ生まれない子供はある。
  (「対話」より)

 いやはや。すっかりしびれてしまいました。中桐さんの他の詩集を購入しようと思ってAmazonで見てみましたが,結構なお値段のものばかり。仕方がないので練馬区と新宿区の図書館の収蔵リストを検索(実に便利です! ありがたいです!)。で,新宿に『中桐雅夫全詩集』というのがあり,これをリクエスト。会社のそばの図書館で受け取ることといたしました。これも,ありがたいっすねえ〜。実に!

 落語のCDといい,このところすっかり図書館にお世話になりっぱなし。在庫を抱えない「カンバン方式」みたいで,ご家庭的にも大変結構でございます。


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