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『ダディ』郷ひろみ(090207)
『愛される理由』(二谷友里恵)を読んだ後,ちらっと寄ったBOOK-OFFで本書と二谷友里恵さんの『楯』を発見。荷物がたくさんあったのですが,ミーハーな私はこらえられずに購入。我慢弱さ・根性のなさには自信ありあり。
■『ダディ』(郷ひろみ/幻冬舎/本体:1,555円)
はは。郷さん,アカンわ。“何でも売れればいい”と考える“似たもの同士”のようですが,今回は幻冬舎の,かの見城徹さんの勝ちだわと思ったことでした。いくつか引用。
離婚の危機に直面して…
ひとりになると娘たちの顔が浮かんだ。
ダディ、早く帰ってきてね、という彼女たちの声がする。(9ページ)
→いい歳こいて,冗談じゃなくて子どもたちに自分を「ダディ」と呼ばせるような男はマトモじゃないぞというのが,一般的な人の感想でしょうねえ。
いつまでも、自己憐憫の池でもがいていてもしょうがない。ぼくは精神的な敗残者になりたくはなかった。これから先なにが起ころうが、こんなことで自分の人生を終わらせたくなかった。自分の人生を無駄にしたくなかった。(11ページ)
→「こんなこと」って言ってる。40歳を過ぎた2人の娘のダディは…。子どもたちの声は聞こえるけれども,自分の人生を無駄にしたくないから離婚してやり直そうと…。
もう1つ。
つまり非難や中傷というものは成功した証なのだ。
そう解釈しておけば、どのように思われようが、なにを非難されようが、どんなことにも耐えていけそうな気がする。(247ページ)
→安倍晋三さんみたい。「お強いんですねえ〜」としか言いようがない。
本書は,おそらく本当に郷さんの書き下ろしでしょう。ゴースト・ライターがいたならば,もう少しうまく書いたことでしょう。郷さんが本当に書き下ろしたばっかりに,いわゆる「馬脚を現す」ってコトになってしまっているのでした。1998年5月1刷発行。
担当編集者は,たとえば「信念にそって誠意を持って文章を書けば,きっと世間もわかってくれますよ」とか言って郷さんをハゲマシつつ,裏で幻冬舎の関係者は「郷さんはいい笑いモノになってしまうだろうが,この本は売れる!」なんてことを計算していたことでしょう。二谷さんとご家族,ダディの娘さんがどれほどつらい思いをするかなんてことについては,ダディも出版社もあまり気をつかわなかったんですな。この本が世に出たところを見ると…。何だかな〜…。私の感想は以下です。
おもろうて やがてかなしき ダディかな
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