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『諸君!』第41巻第2号(090124)
武田双雲さん揮毫の「座右の銘」という特別企画を読みたかったんですね。私は。
■『諸君!』第41巻第2号(文藝春秋/本体:686円)
本当に情けないことに,私の心は弱っちょろい。そのうえ頭もよくないので,だれかがこんなことを言ってたなあというのを,常時補充していないと身が持たない。
編上靴の紐をしめるものは、力をこめて紐をしめよ(井伏鱒二『休憩時間』/江上剛)
人が後世に残るやうな立派な仕事をする場合、神様は決して世間的な幸福や順境をその人に与へないのである(穎原退蔵『芭蕉講話』/林望)
この他,多くの皆さんが触れていたのは広沢虎三が『清水次郎長伝』で唸る「馬鹿は死ななきゃ治らない」でございます。我らが森の石松が,禁じられた酒を飲んでどこだかのヤツらにやられちゃうのね。この石松は錦之介。石松と一心太助は若くて美しい男でなくてはいけませんが,若い頃の錦之介さんを上回るような美しい役者さんは,その後出てきていないようですねえ。これは天才以外の何物でもありません。世界の三船も神田明神下の橋蔵さんもかなわない。
もとに戻って,と。この人はこんな言葉を大事にされているんだなあというのを読むのは面白い。「人はパンのみにて生くるにあらず」であります。
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