|
『虹になりたい』雪村いづみ(090123)
人に歴史あり,でございますねえ〜。私は1958年生まれなのですが,子供の頃は,野口英世とかエジソンとかの伝記をやたら読みました。多分そのおかげなんでしょうが,今でも伝記や自伝を読むのが大好きであります。
■『虹になりたい』(雪村いづみ/潮出版社/本体:1,200円)
華やかな芸能人。でも,ライトの当たらないところでは,普通の人以上に苦労が多いのだなあと思ったことでした。失礼ながら,若い頃から売れっ子だと,“常識”を身につける時間が足りなくなってしまうんですね,おそらく。なので大事なところで決定的な失敗をしてしまう。
でも,そうした経験は,人を喜ばせる芸能人の“こやし”にもなるんですねえ。芸能人の方が苦労話をされると,そら反則と思いますが,「大丈夫。私もあなたの苦しみをわかっていますよ」と感じさせてくれる歌声やお笑いにはしびれます。本書を読むと,雪村さんの
私は歌手。
という強烈な自負がよくわかります。だいぶ勇気づけられます。この人はどんなときでも,くじけそうになっても,結局この一念で生きてこられたんですねえ。で,俺は何だっけ? と思わされるんですねえ。人間そう多くのことはできません。オバマさんも大統領しかできない。サッカー選手じゃないし,映画俳優でもないんですねえ。
雪村さんだけでなく,そうかあ,そういえば,オヤジは自分を“鉄骨屋”と言い,伯父は“大工”と言ってたんだなあ〜。
50歳。私は…,何だ???
|