「2008.11/中〜12/中の読書」(081228)

 小林光恵さんの『「運がひらく人」はなぜかみんな声がいい』以降,(1)読んだ本について考え直す時間,(2)本を読む時間そのもの,がなくなってしまいました。

 結婚式の祝電の「お名前だけ紹介」作戦みたいに,以下少々覚書。

■『遺書』(編集プロダクションverb/サンクチュアリ出版)
→自殺した若者の遺書,遺族など周囲の人への取材などでまとめられたもの。

■『汝みずからを笑え』(土屋賢二/文藝春秋)
→「日本の夫のジレンマ」「男の理想と現実」「笑いで乗り切る人間関係」という文章は特に面白かった。

■『こころの不思議、神の領域』(遠藤周作/PHP研究所)
→遠藤周作先生の対談集。

■『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい』(遠藤周作/海竜社)
→没後10年(2006年),奇跡的に発見された幻の原稿。話の内容以前に,また遠藤先生の新たな声が聞けたことがうれしかった。「先生,“復活”ですね」と申し上げたい。

■『死について考える この世界から次の世界へ』(遠藤周作/光文社)
隠居という言葉が死語になりつつあって、定年とか、第二の人生とかいわれていますが、それは退却を転進といったのと似ているように思います。(中略)隠居することによって、人生を考える。人生を考える上で最も大事なのは死の問題ですから、死を考えるということになるのですが、生活の中にまぎれているのは、死を考えることを避けているように思えるのです。昔の人は四季の営みもきちっと守って、(中略)死に対しても、ちゃんとした姿勢でそれを迎える習慣があったのではないでしょうか。(147ページ)

■『酒とつまみ第6・7・11号』(酒とつまみ編集部/酒とつまみ社〈仮〉)
『酒とつまみ 第3〜5号』に続き,とうとう6・7を入手。さらに最新の11号も送られてきて,現在わが家には,3〜11号があり,未読は2号のみとなりました。

■『パリパリ伝説 1〜3』(かわかみじゅんこ/祥伝社)
→長女の部屋に置いてあったマンガ3冊。若い女性のパリでの生活を綴ったマンガ。第2巻では結婚・出産。オジサンも異文化体験ができて面白かった!

■『ここ7年ぐらいの女の人を描いたマンガ メスにおまかせ!』(しりあがり寿with渡辺佳子/講談社)
→これも長女の部屋に置いてあったマンガ。働く女性を描いたマンガ。社会に出る前に娘はこんな本を読んでいたんだなあ〜。面白いなあ〜。

■『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』(中島らも/PHP研究所)
『らも 中島らもとの三十五年』で,らもさん関係は一段落するつもりでしたが,この書名を見て面白そうな気がして,読みました。アタリでした。らもさんが青春期の戸惑いなどについて語ったいいエッセイです。装幀・イラストもカッコウイイです。バンドに関する話も多く,音楽の道を進もうとしている息子に読ませたい。
死と破壊への願望が、心理学的には「タナトス」と呼ばれているのは知っていたが、そのタナトスの顕在化方法としての飲酒は、痛くもないし逆に気持ちはいいしイカ刺しはうまいし、で臆病者の僕にはまさにうってつけのやり方だったのである。(86ページ) この文章は読んでほしくない。私のことみたいだから。
だれでも夢がつかめる。才能よりむしろ持続する能力があればの話だが。(229ページ) これは読んでほしい。

■『きまぐれロボット』(星新一 作 和田誠 絵/理論社)
→私が中学生だった頃,つまり1970年頃,星新一さんは大ブームでした。私と同世代(1958年前後生まれ)で星新一,遠藤周作,北杜夫,畑正憲の本を1冊も読んだことがないという人は,まず,いないんじゃないかと思えるぐらいです。同じ頃,和田誠さんは『お楽しみはこれからだ』という映画の中の名セリフとイラストとエッセーでできた素晴らしい本を続けて出されており,私は随分勉強させてもらいました。そんな星新一さんと和田誠さんの合作。素敵な仕上がりであります。この本は長女が購入した模様で,長女の部屋の本棚にささっておりました。不思議。こういう“センス”というか“好み”も遺伝するんですかねえ??? 


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