|
『ガラスのうさぎ』高木敏子・作/式部本一郎・画(080913)
今年7月31日の日本経済新聞夕刊で,本書の作者の高木敏子さんへのインタビュー記事が掲載されておりました。まったく恥ずかしいことに,私は累計240万部のロングセラーで,世界9か国語に翻訳されている本書のことを存じ上げませんでした。
■『ガラスのうさぎ』(高木敏子・作/式部本一郎・画/フォア文庫/定価:390円)
一夜で約10万人の方が命を落とした1945年3月10日の東京大空襲で母上と2人の妹さんを失い,その後やっと再会した父上も目の前で機銃掃射を受けて亡くなった高木さんのご経験をまとめた本。累計240万部と聞くと凄いですが,日本の年齢別人口を少な目・単純に各年齢100万人として,11歳〜80歳の合計が7,000万人。このうち20%の人が読むとすれば1,400万部ということになります。これぐらいは行ってもいいんじゃないでしょうかねえ。こう考えると,義務教育で学ぶことの“威力”ってすごいですねえ。
日本人必読。世界中の多くの方々にも是非読んでいただきたい。特にアメリカ人に!!
American people spend too much time
without reading this book――“THE GLASS RABBIT”. Do you
know what you don't know?
The United States Army Air Forces dropped
a quarter of a million incendiary bombs over Tokyo on the night
of March 9-10,1945. 100,000 people were dead. A girl 12 years
old lost her mother and two younger sisters.When the girl came
back her home(=rubble),she found only a glass rabbit,couldn't
find mother and two younger sisters.
Now,in America,how many people were dead on september 11, 2001?
In World War II,we,Japanese did many wartime atrocities,too.
All people on earth must not go to war.
小学生レベルの英語でナンですが,世界の共通英語はヘボイングリッシュなんだということで勘弁してください。はは。世界に向けてメッセージを発信! 2001.9.11にアメリカが失った人数と,9.11以降アフガンやイラクなどで失った米兵の数ってそろそろ同じぐらいになってません?なんてことも書きたかったんですが書けず。(^_^;) 日本も第二次大戦ではひどいことをした。まったく遺憾で申し訳ない,とも書きたかったけど書けず。そんなわけで戦ってもいいことなんか1つもない,だから世界の人たちは戦争しちゃいかんのです,とつなげたかったんですけどねえ〜。はああ〜。ま,黙ってるよりは言いたいことで言えることは言っておくほうがよいってのが,(飲み屋以外での)わずかな外国人との交流経験から得たこと。たまにはこういうことをしてもいいでしょ。(^_^)
※ ※ ※ ※
※
そうそう。日本経済新聞の同記事は「東京には軍人,軍属をまつる施設はあっても,戦争で亡くなった一般の人たちを記録し考える施設はありません。(中略)昨年も(中略)石原都知事に会いにいったんですが,この十年間,門前払いです。今度こそお会いしたい」という高木さんのコメントで締めくくられています。その後,ネット検索で調べた限り,高木さんと石原知事は会っていないようです。東京の町に戦車を走らせたい我らが石原慎太郎東京都知事は,案外卑怯な小心者ですなあ〜。難しいデリケートな問題について考えたくない,自分の意に添わない意見は聞きたくないというところでしょうか。都の平和に関するイベントなどにも協力して頑張ってきた同年代の女性の話も聞けないなんてねえ〜。身内には優しいみたいですけどねえ〜。
|