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『西方冗土』『なにわのアホぢから』中島らも(080713)
中島らも研究。『今夜、すべてのバーで』の次は関西モノ。
■『西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退』(中島らも/集英社文庫/本体:330円),『なにわのアホぢから』(中島らも/講談社文庫/本体:427円)
■『西方冗土』
「はじめに」で中島らもさんは,
この本は,僕の最後の「カンサイモノ」総まとめである。(12ページ)
と,おっしゃっています。本文中に路上観察学風というかVOW風というか「おもしろ看板」(たとえば「フケ歯科」とか)の写真をはさんで,関西がらみの話がまとめてあります。「夜逃げ専門引っ越し屋の話」「関西弁の常套句とその意味」はおかしかったけど,全体に低調。
■『なにわのアホぢから』
この本はつくりがいいです。レイアウトは結構カッコウイイし,マンガもイラストも,それなりによいと思います。欄外のパラパラマンガなんか大好きです。何と言ってもバカバカしい本をつくろうという意志が感じられるのが好もしい。でも,全体として見るとコケてます。地の文の部分がアカンのですわ。私が関東モンだからかなあ??? 唯一爆笑したのは,逮捕された「アイドル食べ残し弁当密売男」のコメント。
今回の取引きは大きい取引きでしたんや。考えてみなはれ。キョンキョンがしゃぶった梅干しの種とさばの骨,歯形のついた沢庵でっせ。こんなにええ品物が出ることは,もう二度とありませんやろな(113ページ)
アイドルも大変だ。そういえば,女子アナのだれかが,「ゴミが盗まれる」なんてことを言ってたこともありました。変態さんにはかなわんなあ〜。
私にとしては,この2冊は,いちおう拝読したということで…。
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