|
『PLATONIC SEX』飯島愛(080607)
例によって,モロ好奇心から2000年11月に初版第1刷が出た本書を購入した模様。多分,下右の『飯島愛の真実』(板坂剛[編著]/鹿砦社/本体:1,400円)と並んでいたので,衝動的に一緒に買ってしまったものと思われます。2冊で210円。購入したこと自体をすっかり忘れていたのですが,本棚の整理をしていたらポロッと出てきたので,得意の一気読み。
■『PLATONIC SEX』(飯島愛/小学館/本体:1,300円)
『PLATONIC SEX』は,まあ,ミーハーな私にとりましては,『ダディ』(郷ひろみ/幻冬舎),『愛される理由』(二谷友里恵/朝日新聞社)とともに,いずれどこかで読もうと思っていた本。今回,課題を1つ消化できてよかった,よかった。
菜摘ひかるさんの本をたくさん読んできた私にとっては,“そういうことはあるんだろうな”という意味では,本書で驚くような記述はありませんでした。でも,ついこの間までテレビで見ていた飯島愛さんにこんなこと(家出とかHしまくりとか売春とか)があったのかと思うと,結構胸が苦しくなったりもしました。また改めて,菜摘ひかるさんの本や本書に書かれていることにそう驚かなくなっていること自体が異常だろうとも思ったことでした。そして,われわれは,この異常な状況から,もう抜け出せないのでしょう,おそらく。抜け出そうとすると,愛国心とか道徳教育とか,ヘンテコな,より悪い方向の話になってしまいそうだし…。
菜摘ひかるさんや飯島愛さん,その他,いわゆる非行に関する本を読むと,子どもは親との関係が何と言っても重要なんだとわかりますけどねえ〜。社会全体としてどうすりゃいいのかはわからない。自分の子どもたちには話したいことがたくさんあるけれども…。
ま,感想としてはそんなとこです。本書は帯で強調されているほどエッチな本ではありません。(社風を損ねないようにでしょう,多分)美しくまとめようとしたラストの(編集的)つくりがカワイらしい。テレビのレポーターがよく使う,さんざん言いたい放題テキトーなことを言っておいて,最後に「いずれにしろ○○なことは間違いありません」と当たり前のことに戻ってまとめるアレ,あるいは,徳光さんが泣きながら「やっぱり親子の気持ちはつながっているんだよねえ〜」とかで収めるアレのよう。歳を取ると,そうやって(水戸黄門的NHKのど自慢的に)丸く収めてほしいときも少なくないけれども,本書は編集的にはそのセンです。失礼ながら「いい子ぶった」つくり。飯島さんやご家族,また小学館さんも大きく傷つかないで済むような配慮がされている感じ。ダサイけど,こんなトコでよろしいでしょうと,私は思います。
でも販売担当者の意向が勝っちゃった模様で,イケイケということで,こんな帯がつけられちゃったんですなあ〜。天下の小学館がねえ〜。「舌を入れさせて」ですもんね〜。ヤらし。どうでもいいことですが,この帯で「入れさせて」が曲がっているのは凄いセンスだと思います。右の『飯島愛の真実』の帯と比べて,感性のトンガリ具合が全然違いますねえ。これはさすが。天下の小学館! 入れさせて…ヤらし度超アップ!
さてさて。どういうタイミングで読めばいいのかわからないけれども,わが家の子たちには,この本にあるようなことをまったく知らない「お利口さん」のまま,オトナになってほしくないと強く思います。一方,それはそれとして,私が驚かないのと同様,子どもたちにとってもこの程度のことは「よくあること」だったら,それもまた情けない。何かの折に,息子か長女に聞いてみなくちゃね,実態を…。
そうそう。いちおうセットで買ったと思われる『飯島愛の真実』について。本文レイアウトが結構オシャレで,特に製本がマジで超素晴らしい(本当にいい仕事です。1,400円の本の製本とはとても思えないです。学術書みたい!)。この優れたハードと,本文およびテレビ画面をそのまま撮影した写真のヒドさとのコントラストがメチャ味わい深い。立派な額縁に収められたヘボイ絵画,いや,立派な皿に盛られた腐った魚と言うのが適切でしょう。私もまだまだまだまだ全然であります。“ひっさしぶりに,ヒッドイのつかんじまったぜ〜”と大ウケ!!
|