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『沖縄いくさものがたり りゅう子の白い旗』文・新川明/版画・儀間比呂志(080607)
2008年6月3日の日本経済新聞朝刊文化面で,版画家の儀間比呂志さんの文章が掲載されておりました。その中で,合計4冊の「沖縄いくさ物語」をまとめてきて,5月に出版した番外編「テニアンの瞳」で一区切り付けた…とありました。
■『沖縄いくさものがたり りゅう子の白い旗』(文・新川明/版画・儀間比呂志/築地書館/定価:1,200円)
早速ネットで検索して4冊購入したいと思いました。が,結構高価。そこで,他の作品は図書館ででも探すとして,1冊ぐらい家にないと,作者を忘れたときなど困るかなと考え,一番安かった本書だけAmazonで購入(6月3日の夜)。5日にはモノが来ました。素晴らしい。「リサイクル図書」とシールが貼ってあり図書館が廃棄した本(?)のよう。カバーが透明のテープで補強されていて,傷まなそうでありがたい。
本書は,有名な「白旗の少女」をモチーフにして制作された絵本。文章にも版画にも迫力があります。中学生でも,読んだらかなりのショックを受けると思います。わが家では今年沖縄に行って来た高校3年生の二女にまず回します。
新川明さんの「あとがき」から引用。
沖縄戦は,ほかにみられない軍隊の姿をさらけ出しました。
本来,軍隊は国土と国民を守ることをタテマエにしていますが,究極的には自国の国土のなかでさえ,自国の国民に銃口を向けて食糧をうばい,無闇に住民を殺す存在でしかないことを明らかにしたのです。それが,戦争であることを沖縄戦は教えました。
極限状態になったとき,人がどんな行動に出るかは,そのときにしかわかりません。しかし戦争でなくても,たとえば満員電車の中やバーゲンのときですら,私たちは必ずしも美しく理性的ではないことが経験上わかります。戦争…なんてことになったら,本当にどうなるかわからない,なので,絶対にそこまで自分達を追い込んではいけないと私は思います。
本書は,丸木俊さんの『ひろしまのピカ』(小峰書店)とともに,わが家の必読絵本といたします。
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