『天上の星 私の歌袋より』井上ふみ(080526)

 この本が何でわが家にあったのか不明。今年のGW以降,私は家内荷物整理と庭いじりに随分時間を費やしてきているのですが,その家内荷物整理の過程で“出土”。

■『天上の星 私の歌袋より』(井上ふみ/毎日新聞社/本体:971円)

 井上ふみさんは,井上靖さんの奥様で,本書は歌集。井上靖氏が亡くなってからの作品も収められています。ちょっと引用。

   天の原澄みわたりたる月に今は 君いますと思えど寂しき
   それぞれに想い出のある端布(はぬの)切り 孫に頼まれしお手玉を縫う

 静かで素直な歌が多く,日常をこんな風に過ごしている人と一緒にいたら,随分救われる気がすることも多いだろうなあ,なんて思ったことでした。こういう本と,ポロッと出会ったりすると,わたくしも思わず空を見上げて,天上の人に「オレにこの本,送ってくれたの?」なんて聞きたくなります。


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