|
『人生には何ひとつ無駄なものはない』遠藤周作/鈴木秀子=監修 (080428)
遠藤順子『夫の宿題』
,『信じる勇気が湧いてくる本』に続いて,また1冊遠藤周作先生関連の本を読みました。
■『人生には何ひとつ無駄なものはない』(遠藤周作/鈴木秀子=監修/朝日文庫/本体:600円)
本書は,『信じる勇気が湧いてくる本』と同じようなつくりですが,書籍としての完成度はこちらに軍配。監修の鈴木秀子さんが遠藤周作先生のご著書の中から持ってきた文章が並べられています。巻末には「著作リスト」があります。私は90%は読んでいるだろうと思っていましたが,ちょっと自信がなくなりました。80%ぐらいかも…。『タカシのフランス一周』(1957年),『名画・イエス巡礼』(1980年),『風の肉声』(1986年)など未読が結構ありました。これはまたこれで今後の課題。
また少し孫引。
愛することは,貴方だけの決意と,貴方だけの意志と,貴方だけの努力によって少しずつ創られていくものなのです。 『恋することと愛すること』(56ページ)
人間が続くかぎり,永遠の同伴者が求められる。人間の歴史が続くかぎり,人間は必ず,そのような存在を探し続ける。その切ない願いにイエスは生前もその死後も応えてきたのだ。 『キリストの誕生』(117ページ)
ほめられれば才能はのびるのである。私は後輩の作品をほとんどけなさない。ほめることにしている。ほめればその才能は刺激される。そして自信がついてくる。 『春は馬車に乗って』(205ページ)
滅入ったときは,孤独になりなさい。そして孤独のときの対話は,やっぱり本や芸術です。絵をみたり,音楽を聴くのがいい。(中略)滅入ったときは人生の本質に触れる絶好のチャンスだと思いなさい。 『らくらく人間学』(231ページ)
まだまだたくさん引きたい言葉がありますが,この辺にしておきます。何故か今日は原因不明で気分がヘコミ気味。最後に引いたお言葉を今夜の拠り所といたします。
|