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『禁酒セラピー』アレン・カー(080210)
アレン・カーさんの『禁煙セラピー』(071101)を読んで以降,マジメに禁煙を継続中(2007.11.1〜2008.2.9までは“実績=100日超”となりました)。この本を読むのには,禁酒できる自信が全然ないだけに,ためらいがありました。が,“禁煙”のほうが“禁酒”より無理だと思っていたし,本を読んだからといって,それを絶対守らなければいけないわけでもないと考え直し,“知識が増えるだけでもいいじゃないか”とか,例によっていくつも逃げ道をつくって,気を楽にして読み始めることとしました。
■『禁酒セラピー』(アレン・カー/阪本章子・訳/KKロングセラーズ/本体:905円)
私は『禁煙セラピー』の前に,『酒乱になる人、ならない人』,『アルコール問答』,『タバコはなぜやめられないか』という禁酒・禁煙関連の本を読んでおりますが,『禁煙セラピー』が最もシックリきました。お医者さんの書いたものでなく,同病(ニコチン中毒)患者の体験記のような記述が私には合ったようです。
アレン・カーさん(『美しき日本の残像』の著者のアレックス・カーさんと名前が似ていて混乱します。ま,アレンにしろ,アレックスにしろ,カーさんはいいことを言うということで記憶してしまっても私には実害は,多分ないですが…)は,幸い(?)アルコール依存症でもあったことから本書を執筆。おかげで私はまたまた“お導き”いただいたわけでございます(セラピービジネスで大金持ちになる方法も教えていただきたい!)。本書の大筋は“禁煙”と同様なのですが,今回もメモっておきたい,いい言葉がいっぱい。
・飲酒には利点など一つもない。(48ページ)
・人は皆,アルコールに何らかの利点があると信じ込んでいる。(53ページ)
・子どもは薬物に頼らなくてもストレスを解消する方法を知っている。(74ページ)
・飲酒の恐ろしいところは,恐怖心がなくなること以上に,抑制心がなくなってしまうこと。お酒で体の機能が鈍るだけでなく,責任感も薄れてしまう。(104ページ)
・薬物に依存しているかぎり常に禁断症状を味わっている。そしてそれこそが薬物を摂取しつづける唯一の理由。(116ページ)
・「飲んでいない時のつらさ」の原因はお酒。(120ページ)
・飲酒とはゆっくりと苦しみながら進行する自殺行為。(135ページ)
・バスに乗る気がないからバスに乗らないことに意志の力は必要ない。(142ページ)
・「禁酒で失うものは何もない」「これから素晴らしいことが起きるんだ」とわくわくした気持ちで禁酒を始める。(184ページ)
・「ちょっと一杯」などという一杯はない。(203ページ)
このような記述がずっと来て,最後に,「簡単にお酒をやめる方法―16の決まりごと」というのが出てきます。最後のこの部分だけ読んでも多分効果はないでしょう。それまでに上記のようなことを具体例も交えて読むからこそ,総まとめの「決まりごと」が定着するという気がします。一本だけご紹介。
・指示その2 やめると決断し,それが正しい決断と思うのなら,二度とその決断を疑問に思わないこと。(187〜188ページ)
これはまあ,禁酒・禁煙・ダイエットなどでは鉄則ですね。知的作業の現場ではこういう態度は危険ですが,健康に関しては,これでいいと思いますねえ。
本書でもどこかでちらっと出てきたのですが,禁酒の経済効果も大きいはず。私の場合でいうと,毎月何だかんだで,お酒がらみの出費が5万円ぐらい。年間で60万円,10年で600万円,20年で1,200万円。禁煙の経済効果(飲み代が減らないので実感なし)が1日320円,月約1万円,年12万円,10年で120万円,20年で240万円。
禁酒禁煙をすると,単純に計算して,これだけの金額(10年で700万!)を別のところで使えるようになるハズなんですね。しかも健康にいい(現在と将来の医療費の節約にもなる)。逆に禁酒禁煙しないでいると,私はこれだけの金額を,今後,空費することになるんですね(すでに20歳から49歳の今までで,ざっと1,400〜2,000万円は使っちゃったかもと思うと眩暈がします が,済んだことでクヨクヨはしないのね。どうしようもないんだから…)。
こりゃ1日も早く始めるに越したことはありません。そりゃ,わかります。だれでも。
で,タバコを100日やめてみてどうかというと,いまだに“タバコ吸いたい”という瞬間があるんですねえ。先日は“これは落ち着いてよく考えないとイカン”という場面でそう思いました(というか身体がニコチンを求めているのがわかりました)。こんなことがあるうちは,まだまだでございます。禁酒については10日経過したところですが,毎日夕方になると飲みたくなります。2週間程度の禁酒はしょっちゅう試しているので,まあ最低1か月は続けたいと思っています。どこまで行けますかね〜。“「ちょっと一杯」などという一杯はない”のは“ちょっと一服”と同じだと,頭ではわかっているつもりですけどねえ〜。
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