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『器量人の研究』童門冬二(080202)
『人生の歩き方はすべて旅から学んだ』に続いて童門冬二先生の新刊(2007年9月発行)。1999年9月にPHP研究所から刊行された『君子豹変のすすめ』を改題・再編集したものです。
■『器量人の研究』(童門冬二/PHP文庫/本体:552円)
本書の帯にある“「変化する力」があればこそ,男たちは乱世に光を放った”という文言がいいですねえ〜。また,童門先生は「まえがき」で次のように書いておられます。
豹変というのは,
「器量人の勇気ある自己改革のひとつ」
といっていい。(6ページ)
そうなんですなあ〜。センスのない人が「私はブレない!」なんてエバってたりするのを見ると,絶望的な気分になりますよね。リーダーは極力「ブレない」に越したことはないのですが,時勢を見誤って下手な対応をしてしまえば,戦国時代であれば家が滅び,現代であれば,企業・地域などが滅びる…というわけですね。
各章で扱われるのは次のメンバー。このメンバーを見ただけでも面白そう。松永久秀の最期の話はいつ聞いても興奮します。名器とともに爆死というと,“ゴッホの絵を墓まで持っていく”と言った財界人みたいですが,それとは違った武士の意地みたいなものを感じるンですよね。私は。そして,「やるだけやってダメだったら,最期は思い切りケツまくるしかないよな〜」と,何やら開き直った気分にもなるのです。
第1章 真田真幸
第2章 細川幽斎
第3章 松永久秀
第4章 河村瑞賢
第5章 坂本龍馬,勝海舟,西郷隆盛
それと,本書でも触れられていますが,これまた有名な,坂本龍馬は勝海舟を切りに行ったが逆に諭されて「改心」しちゃった,という話もすごいですよね。明治維新までのめまぐるしい状況変化について行くには,それほどの柔軟性と太っ腹が必要だったということなのでしょう。ブレでもいいけど,目をつぶっちゃダメだぜなんてことも学べるでしょうか。
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