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『女たちのジハード』篠田節子(080105)
いや〜,まったくお恥ずかしい。私は,この本を,マジメに“イスラムの女性たちの聖戦(ジハード)に関するルポルタージュ”だろうと思って購入したのでした。今,篠田節子さんについてちょっと調べようと思ってネット検索したら,この作品で篠田さんは直木賞を受賞されているのですね。しかも「不本意だ」というコメントをされたらしい…。テレビドラマにもなったそうですが,私はぜ〜んぜん知りませんでした。(^_^;)
■ 『女たちのジハード』(篠田節子/集英社/本体:1,990円)
…というわけで,このお話は有名なのでしょうねえ。それなりにお話として,楽しく拝読いたしました。ドラマにもしやすそうだなあ〜なんてことも思いました。が,「直木賞に該当する作品と思う?」と聞かれたら「いんにゃ」と答えると思います。直木賞受賞作を追いかけているわけではないので,その水準とか特徴がわかっているわけではないのですが,「手慣れた人の手慣れた小説」という感じで,「凄み」のようなものが感じられなかったので,そう思うだけです。
本書でいう「女たちのジハード」というのは,「職業・結婚・出産と自己(実現)との葛藤」なんですね。「女性的」なものの見方や考え方の一端に触れたようで新鮮でもあり痛々しく思ったりもして…。本書は1997年1月に第1刷,私の手元にあるのは同年8月の第5刷。よく売れたんですね。
でも,そこからまた11年も経っているわけで,私には,今の若い女性の「ジハード」はどんななのか気になります。長女が今年24歳,二女が18歳になるもので…。彼女たちはキャリアをバリバリ形成したいというタイプではないし,といって結婚イコール幸せだなんてことも思っていないでしょう。昨今の地球温暖化のストーリーを聞いていると,安易に「子どもを産みたい」とも思わないのではないか,なんてことを思います。「ジハードだ」なんて大袈裟に考えることを回避して,逆に刹那的な薄っぺらな関係の中で浮遊するようなことだけにはなってほしくないのだけれども,どうなることでしょう。これはもちろん,息子にもいえ,今後生きていく私にもツマにもいえることではあるのですが…。ふうう〜。先のことを考えると目が回りますねえ。
とりあえず本書は,ツマに回します。娘たちに回すかどうかはツマに任せます。オヤジにゃわからん。(^_^;)
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