『暮し上手の家事ノート』町田貞子(071117)

 『老親の看かた、私の老い方』で,宮子あずささんが指摘されていた,「歳をとってからどれだけ自立して生きられるかは,経済力以上に,家事能力にかかっている」というのがずっと引っかかっており,そんなことでちょいと調べて,いかにも名著と思われた本書を購入。

■ 『暮し上手の家事ノート』(町田貞子/鎌倉書房/定価1,000円)

 この本は昭和59(1984)年8月初版で,私の手元にあるものが, 翌60年9月第16刷と,大ヒットした模様。楽しく拝読。名著。私の嗅覚も馬鹿にしたものではありません。が,実は,まったく家事の基本のないオヤジが「ノート」を読んでもあまり“有効”ではないのでした。この本は基本ができている人のためのものでした。でも,おもしろかったことに間違いはないので,いちおう覚え書き。

 6章構成。「家計と住まい方はひとつ」。家計簿の費目と収納場所を同じ名前で統一。
 押入や戸棚を以下の13のグループに分けている。
 (1)副食コーナー,(2)主食コーナー,(3)調味料コーナー,(4)衣服コーナー,(5)交際コーナー,(6)教養コーナー,(7)娯楽コーナー,(8)保健コーナー,(9)衛生コーナー,(10)住・掃除コーナー,(11)手仕事コーナー,(12)個人コーナー,(13)公共コーナー

◆食卓と台所の知恵
 頻繁に使うものは肩から肘の高さに/汚れはためずに取り除く/兼用できる鍋を数少なく持つ/食品は日付を記して冷蔵庫へ/食器の数は家族数プラス2個
◆快適な収納作戦
 要らないものを増やすと忙しくなる/買いものは三度不自由してから/衣服の適量は三十着/整理されたものには厳しさがある
◆衣類の手入れと収納
 春と秋に十五着ずつ入れかえ/干すときは着ている姿に
◆家と住まいの健康管理
 大修繕は七年目ごとに/まず汚さない心がけを/掃除道具はまとめて収納
◆家庭は家族で築くもの
 家はくつろぎの場/家事はみんなでするもの/薬は購入年月日を記入して/医学事典は活字のお医者さん
◆家庭管理のアイデア
 引き出しの深さは用途にあわせて

 家事ってやっぱりすごいよなあ〜と感動。その幅広さにビビる。ナンと言ったらいいんですかね,「大工から医者まで」「便所掃除からシェフまで」とか…。“これは,どこかでツマか母に教わらないとイカンなあ〜”と大マジメに思ったことでした。


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