『禁煙セラピー』アレン・カー(071101)

 『酒乱になる人、ならない人』『アルコール問答』『タバコはなぜやめられないか』に続き,またまた禁酒・禁煙関連のお勉強。

■『禁煙セラピー』(アレン・カー/阪本章子・訳/KKロングセラーズ/本体:900円)

 タバコについては,18歳ぐらいから約30年間,“やめられる”“やめよう”と思ったことがありませんでした。インターフェロンを打ちながら入院していたときも吸っていたし,毎度の二日酔いでノビているときも「1日中まったく吸わない」ということはありません。ということは,24年前の新婚旅行で飛行機に乗っていた20時間(アンカレッジ経由・パリ行き)あたりが,私のこれまでの禁煙の最長記録。でも,実は今,「お楽しみ」で,この記録更新に挑戦中。本を読んで「おもしろそう」とか「できそう」と思ったら,とりあえず試してみるのが私のいいところ。

 喫煙者に「タバコを吸うと死ぬぞ」と言うと,その喫煙者はまずタバコに火をつけるでしょう。(24ページ)

 著者のアレン・カーさんは1日100本も吸っていたけれど,ある日を境に禁煙ができたと何回も書いています。上は,非喫煙者の方にはわからないでしょうが,喫煙者ならものすごくよくわかる“実感”。「もう1本吸ったら確実に死ぬ」ぐらい言われないと,なかなか普通はね…。 この本にはメモっておきたい,いい言葉がいっぱいあります。

 禁煙に遅すぎるということはない(49ページ)
 
ハゲミになりますなあ〜。

 ちょっと1本の値段が300万円(89ページ)
 
禁煙に失敗したとき最初に吸う1本の価格。確かにこの考え方はイケてる。

 すでに爆弾の導火線に火がついている(96ページ)

 三週間我慢できたら,身体的ニコチン依存症は消えます。(中略)たいていの人は「成功した」と思い,(中略)一本吸ってみるでしょう。これで万事休す。(111〜112ページ)

 ニコチン中毒症に減煙は効果がない(118ページ)

 誰でも簡単にやめられます。(121ページ)

 私は本書を読んで“これはアル中対策でも使えるなと思いました。まあ,ダイエットもそうですが,病気や不健康なことに関しては,自分で対処できるうちが最も安価だし,達成感もあって愉快,なんてこともあり,まずは「タバコを吸わないでいると,どんな風になるんだっけか?」と知るだけでもいいじゃんということで,例によって「使命感」とか「責任感」などない,いい加減な禁煙スタート。

 1日経過した,現在の感想は,ふとした瞬間に「手と目が箱を探し,指と唇がシガレットの感触を,鼻腔が匂いを,喉が煙を求めている」のに気づく,ということ。この本でいうところの「心理的トリガー」は,会社にもわが家にもいっぱいセットされております。

 巻末にアレン・カーさんの,『禁酒セラピー』『ダイエット・セラピー』というご著書の広告が載っており“やっぱりね”と納得したことでした。


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