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『緋の色』中田千津子句集(071020)
ちょっとご縁があって,久しぶりに句集を読みました。
■『緋の色』(中田千津子/北溟社/本体:2,600円)
頭の中をからっぽにして(そのまんま…とも言えますが),ゆっくりゆっくりページをめくる。贅沢な時間です。
古酒酌んで邪険な恋のありにけり
泰山木死はひそやかにためらわず
決心は寒林抜けしあとのこと
渾身の言の葉かなし秋日傘
手鏡を伏せて顔消す夜の秋
左千夫の忌縁の糸は紅ならず
こんな例えは失礼でしょうが,私は句集や歌集を読むとき,かつて『ぴあ』の「はみだし」を読んでいたときと同様,1つでも心に残るものがあれば,それで満足だと思っています。今回は上の6句が印象に残りました。また別の機会に読めば,そのときの私の心中の状況で,好みが変わるのでしょうけれど,「死はひそやかにためたわず」とか「縁(えにし)の糸は紅ならず」とか,ず〜んと来ました。
それにつけても情けないのは,漢字が読めないこと。花の名前が書いてあっても,その花がどんな花だかわからないこと。せっかくの句集なのに,半分ぐらいは意味がわからなかった気がします。2番目の泰山木はネットで調べて,「あ,あの公園で咲く,名前のわからなかったあれが泰山木じゃん」(下/2007.7.7)とわかったりして…。
今後もチマチマ学んで行くしかありませんねえ。
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