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『ピンクの空を見てみたい』森岡みのり・渡辺淳(070912)
小学生の女の子が画家に毎日送った絵手紙をまとめた本があるよ,と聞いて,さっそく購入。
■『ピンクの空を見てみたい』(森岡みのり・渡辺淳/樹立社/本体1,000円)
森岡みのりさんは1990年生まれ。わが家の二女と同年代。渡辺淳(すなお)さんは1931年生まれの画家。
若州一滴文庫というところで渡辺さんの絵を見た森岡みのりさんが,小学校3年生から4年余り1日も欠かさず送った絵手紙の中から選んだものをまとめた本。いや〜,文句なく可愛い。上右のような絵手紙が毎日送られてくるって素晴らしいですねえ〜。ココロが温まりました。
ちなみにわが家の同年代の娘も小学校3年生頃,「のぽぽん」とか「かばおはしる」,「かばお会社へいく」いった名作(絵の技量はだいぶ森岡みのりさんと差がありますが…)をくれましたねえ。実は高校2年生になった今でも,私の誕生日や父の日には面白いカードををくれます。これがメチャメチャうれしい。こういうことがあることを,若い方々にはぜひ知っていただきたい。「子供と一緒に歳をとる」ってのは楽しいことでございます。
この本では俵万智さんと立松和平さんのエッセイも載っており,森岡みのりさんの豊かな感受性,表現力,渡辺さんとの心温まる交流などについて書かれています。私もまったく同感でございます。
ちょいと付け加えさせていただくと,毎日絵を描き,そこに一言添えるというのは,絵の技量が高まることもさることながら,さまざまな「思い」の中からたった1つの言葉を選ぶという,大きな知的精神的訓練になっていると思います。絵を描くことによって対象を観察する目が養われるとともに,一言添えることによって内省の修行にもなっているのですねえ。「自分で自分を育てる」という感じですねえ。こんなことを言うと,せっかくのみずみずしい味わいがちと損なわれてしまうかもしれませんが…。
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