『生活習慣病を防ぐ』香川靖雄(070814)

 『ご飯を食べてやせる40歳からの減量法』『医師がすすめるウオーキング』『タバコはなぜやめられないか』に引き続いての健康モノ。この夏休みの健康モノ・シリーズはいちおうこれにて一段落。おかげで「生活習慣病」について,その「傾向と対策」の基礎知識はできた気分。今回読ませてもらった4冊は,どれも勉強になりました。実にありがたいことでございます。

■『生活習慣病を防ぐ』(香川靖雄/岩波新書/本体:700円)

 この本は,2000年6月20日第1刷,私の手元にあるのは,2000年11月6日の第3刷です。わずか5か月弱の間に2回増刷。著者の香川靖雄先生は,1932年東京生まれ(ということは母と同郷かつ同い歳です)。この本を書かれた当時は女子栄養大学副学長。

 本書はざっと,以下のような構成。

・生活習慣病の症状,日本の現状等の解説
・疾病別一次予防(高血圧を防ぐ,肥満を防ぐ,など)
・疾病別治療法(重度高血圧,脳出血,など)
・生活習慣病と遺伝子
・一次予防の実践について

 これまでに読んできた本とダブる知見も結構あり。それと,疾病別の予防法や治療法などについては,難しい部分もありましたし,自分に当面心配のない事柄については,残念ながら真剣に読めなかったところもあります。私なりに重要と思ったところは以下でございます(若干,他の本の覚書とのダブりもありますが…)。

■生活習慣病…自らの生活習慣を改めることによって予防できる慢性疾患の総称
■健康寿命…心身ともに自立した活動的な状態で生存できる期間。これを長くする
将来の健康に対する不安から貯金をする人が多いが,健康を貯金するほうが確実
■以下の7つの健康習慣のうち実行している項目数が多い人ほど疾患の罹患率が少なく,寿命が長い(ブレスロー,1972)
 (1)適正な睡眠時間
 (2)喫煙をしない
 (3)適正体重の維持
 (4)過度の飲酒を避ける
 (5)定期的にかなり激しい運動をする
 (6)朝食を毎日食べる
 (7)間食をしない
 →私がほぼできているのは,(6)と(7)だけ。(汗)

生活習慣病は長期にわたって自覚症状を伴わない。ある日いきなり発症し,発症したら健康体への回復は望めない。後遺症として,半身不随,失語症,痴呆,四肢切断,透析,失明,末期がんなど。
■一次予防が重要
 ・一次予防…健康増進,発病予防
 ・二次予防…病態の早期発見,早期治療
 ・三次予防…発病後の進行抑制,再発・重症化防止,リハビリなどによる機能一部回復
  ※一次予防が最も経費節約的でもあり,安全運転
  ※三次予防の後は,死,延命,終末期医療しかない感じ。
睡眠時間7〜8時間の人は,6時間未満の人や10時間以上の人よりも健康状態がよい。

 ちなみに本日は,テレビで昼間,「夏の快適な睡眠」について勉強いたしました。その番組で印象に残ったのは,眠る前にいったん身体を暖めて,それから体温が下がってきたときに眠るといいそうです。眠る前の散歩,ぬるま湯での入浴がおススメとのこと。それと,手のひらと足の甲を冷やすと眠りやすいのだとか。


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