『誤訳される日本』B・A・シロニー(070717)

 この本は昭和61(1986)年の発行

■『誤訳される日本』(B・A・シロニー/山本七平・監訳/光文社/定価:680円)

 書名を一見したところでは,「外国では,日本のことはこのように誤訳されている」と理解してしまいそうですが,そうではなく「日本人が日本のことを言うときに誤訳して,紹介してしまっている」という内容がほとんどです。

 それをすべて味わえる英語力は残念ながら私にはありません。が,随分昔に外務省の文書で,天皇を“Emperor”と紹介してあり,それは違うんじゃないかと思った記憶があります。国内では「日本国の象徴」「日本国民統合の象徴」とされているのに,海外に行くと「皇帝」になっちゃうのか,と思ったものでした。

 国会を“diet”と訳すのはどうよとか,県を“prefecture”と訳すのはよくないとか,ビックリすることが書かれています。外務省の優秀な皆様,どうぞご検討をお願いします。

 同意できない記述ももちろん多いのですが,何だかんだ言って,外国の人からはこう見えるという「日本人論」はそれなりに面白い。まあ,それを指して「日本人は異常に外部からどう見られているかを気にする」といった批判もされてしまうわけですが,まあ,面白いんだからいいジャンというのがいつもながらの私の感想でございます。(^_^;)


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