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『放熱の行方』吉岡忍(070513)
へええ〜,吉岡忍さんが,尾崎豊のことを書いた本があったんだ〜ということで,即購入。
■『放熱の行方』(吉岡忍/講談社/本体:1,456円〉
実を言えば,私は尾崎豊さんの「生の歌」をCDですら聞いたことがない。飲み屋のカラオケで尾崎豊さんの歌がよく歌われているので,知っているだけなのでございます。
わずか26年の生涯を泥酔の中,閉じた男。何よりもその死に様が,ヒトゴトと思えない。(^_^;) 吉岡さんの文章は,いつもと同じく,やたら物語を難しくするようで好きになれないけれども,いろいろなことを考えさせてはくれます。尾崎豊さんは,やっぱり「壊れてたんだな」と私は思いました。そして,吉岡さんがおそらくあえて深入りしなかった,それを救えなかった父上や奥様は,どんなことを考えていらっしゃるのか,ということがとても気になりました。それは世に発表するものでなく,その一端は吉岡さんの胸の内にしまわれてあるのでしょう。それはそれでいいんですけれども,放熱されたまんまの熱を,だれがどう受け止めたかなというのは,書名のとおり気になるところではあります。
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