『カラー版 四季のうた 第二集』長谷川櫂(070413)

 『カラー版 四季のうた』の売れ行きがよかったらしく,第二集も出ておりました。

■『カラー版 四季のうた 第二集』(長谷川櫂/中公新書/本体:980円)

 

 こちらも前書に劣らず素晴らしい。和歌の歴史が何年あるのか私は存じませんが,俳句,詩,漢詩などの紹介も含めて,ネタは無尽蔵にあるぞということですね。写真も,今回も素晴らしい。このワンカットを撮影するの,相当大変だったでしょう〜というものも少なくありません。『カラー版 四季のうた』シリーズ,今後も楽しみですねえ。

 ご紹介したい歌など多数ありますが,あまり紹介してしまうのは反則なので,ちょっとだけ。

 4月の句。

  とらへたる柳絮を風に戻しけり
  稲畑汀子(いなはたていこ)

  ※柳絮…りゅうじょ/長い綿毛を持った柳の種子

 もう一つだけ。これには泣きそうになりました。11月の歌。

  須賀川の牡丹の木のめでたきを炉にくべよちふ雪降る夜半に
  北原白秋

  ※眼を患う白秋に,炉にくべると花の香りが漂うという牡丹の枯木が
   贈られてきたという歌。


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