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『カラー版 四季のうた』長谷川櫂(070412)
世界と仲良くなる作戦の第一歩は,世界をよく見ること。写真を撮っても絵を描いてもいいのでしょうが,お手軽なのは歌とか俳句。歌とか俳句は頭の中で景色を想像して,在宅で,ちょいとメモ用紙なんぞに書きつけられるのもよろしいですね。また,自分でアクションを起こさずに,どなたかが撮影されたり歌われたものを見たり読むのも楽しいですよね。
■『カラー版 四季のうた』(長谷川櫂/中公新書/本体:980円)
この本では,4月から3月まで,月ごとにいくつか歌が紹介され,しかもカラー写真までついています。この写真がきれいです。ただし,サイズがあまりにも小さくて,撮影された方にはお気の毒,鑑賞する私たち読者も,もっと大きいサイズで見たいなあという思いを禁じ得ないところ。まあ,多くのカラー写真を大きく掲載したら,ページ数はこれで収まらないし,本の値段も高くなってしまうだろうということなのでしょう。惜しい感じはあるものの,これは名著と言ってよいと思います。ありがとうございます。長谷川櫂様,カメラマンの皆様。
ちょっとご紹介。4月の歌。
春の夜にわが思うなり若き日のからくれなゐや悲しかりける
前川佐美雄
3月の歌。これはもう,超有名ですが…。
石ばしる垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも
志貴皇子
4月の前川さんの歌に刺激されて,私も一つ。
疲れ果て帰りし吾に二女眩し元気ハツラツ春花の咲く
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