『きれいドリル』岡村美奈(070409)

 おしゃれなデザイン。下の本の写真の水色の部分は,いわゆる「帯」とか「腰巻き」とかいわれるもの。本の半分以上を覆ってます。一番下にあるAmazonの本の写真と比べていただけると違いがわかります。

■『きれいドリル』(岡村美奈/小学館/本体:1,300円)

 

 さてさて,岡村美奈さんは臨床心理士。この本になぜ私が興味を持つかというと,心理検査のようなまさに「ドリル」が別冊でついているからでして,読者はそのドリルに「自分の思うこと」や「現状」(身体のサイズなど)を書き込みつつ本文を読んで,自分をつかんで,それに合ったもろもろの実践について学び,実行するというツクリ。単なる読書に終わらせないところがこの本のすごいところ。しかも,読者に無理をさせないという大きなコンセプトが貫かれております。

 人は「自信を持って生きられる」自分に変わらなければ,いつも同じような人間関係やトラブルを繰り返してしまうのです。(プロローグ/4ページ)

 1日1ステップずつクリアしながら10日間で自らを変えていくセルフブランド確立のための10ステップ。(プロローグ/5ページ)

 いかがでしょうか。セルフブランド。以下が10日間のメニュー。

 1日目 自分をリセット
 2日目 コンセプト作り
 3日目 目標を定める
 4日目 外見をチェック(1)
 5日目 外見をチェック(2)
 6日目 会話チェック
 7日目 ブランドPR
 8日目 ブランドイメージの修正
 9日目 セルフコンディション
 10日目 セルフコントロール

 あなたがきれいになるために必要なことは,まず今の自分と向き合うこと。(10ページ)

 自分に対する不満,不安,悩み,問題があるのは悪いことではありません。もし自分を完璧と思っていたら,そこで人間としての成長は止まってしまいます。(18ページ)

 人の魅力はマイナス面があってこそ,プラス面がより引き立つもの。コンプレックスと自信によって微妙に保たれているバランスが魅力となるのです。「あの人は個性的」という表現をよくしますが,個性はたったひとつの特徴でできているわけではありません。たくさんのプラス面とマイナス面が合わさってできているものです。(中略)そう,あなたのマイナス面もコンプレックスも,きれいになるための大切な武器なのです。(31ページ)

 あなたは自分を変える必要はありません。変えるのは,あなたの中の自分に対する意識です。あなた自身の自分への視線を変えるのです。土台がしっかりしていないのにイメージチェンジをしようとすると,本当の自分がわからなくなります。(35ページ)

 ちょっと引用が多くなりすぎた感じもしますが,上記のような文章を読むとオジサンも勇気が出てきます。ファッションなどについては実は私はちっとも熱心に読んでいないわけですが,心の持ちようですとか,最後のほうに出てくるセルフコントロールについての記述は大いに参考になりました。

 ドリルについては以下のような案内が出てきます。

 ドリルにあなたの姿勢のくせなどを書き込んでおきましょう。(46ページ)
 ドリルでチェックしながら今の自分の歩き方をチェックしてみましょう。(49ページ)
 ドリルに自分の歩き方のくせも書き込んでおいてください。(50ページ)

…などなど。

 わが家には,ツマ,長女,二女という3人の「キレイになりたい」女性と,心理学を学んでいる息子がいます。家族全員に回覧します。

 ちなみに現在,わが家で家族全員の間で習慣的に回覧されているのは,ハリー・ポッターシリーズと『バガボンド』『リアル』(いずれも井上雄彦さんの漫画)。その他,FTA的に書籍・CD・コミックなどが貸借されています。私関連では,夫婦間で小説,女性著者のエッセイなど,長女間と主にビジネス,経済学,法学関連書籍,息子とは主に心理学,社会学関連書籍,高校2年生の二女とは文学関連が多い感じ。


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