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『酒乱になる人、ならない人』眞先敏弘(070307)
実はこの本は,2月頭から我が家にありました。なかなか読むチャンスがなく,放っておいたのですが,訳あって(^_^;)臨時休業した日に読みました。
■『酒乱になる人、ならない人』(眞先敏弘/新潮社新書/本体:680円)
この世に酒というものがなかったならば,私の数多い失敗の9割はなかったことでございましょう。C型肝炎も発症しないですんだかもしれません。ここ数年は,特にひどいあり様で,酒を飲んで記憶がしっかり残っている場合とそうでない場合(ブラックアウトっていうそうです)の割合が半々ぐらいになっております。酒を飲んで暴れたり,泣いたり,人にからんだりする「酒乱」ではないようですが,ロクでもない酒飲みであることに変わりはありません。単に酔ったときの「症状」がそうでなかっただけのことで,これは「認知障害」の症状の現れ方の「運」と似たようなものでございましょう。二女が,私が酔って「いつか警察に逮捕されたり,大けがをしたり,亡くなったりするのではないか」と,真面目に心配してくれているということにも,胸が痛みます。
でも,飲みに行っちゃうんですよねえ。これが。そして,当日はいいとして,翌日は当然として1週間ぐらい反省するんですね。アホな話でございます。5年ほど前に気がついたのは,私はいつかどこかで「酒止めスイッチ」が壊れたぞ,ということ。酒を飲んでいるときは果てしなく飲めるんです。気持ちが悪くなるとか眠くなるとか,そういうスイッチがきかないというかどこかに行ってしまったようです。二日酔いのときは,作用するんですけどね…。困ったことです。
で,この本を読んで。予想どおりゾ〜っとしました。詳しくはこの本を読んでいただくとして,私の感じていた「スイッチ」は確かにあるんですね。この本では,帯にあるとおり「酒乱遺伝子」と「下戸遺伝子」とされて詳しく解説がなされています。酒を飲める遺伝子と酒を飲めない遺伝子があり,酒を飲める遺伝子を持っている人は,みんな「酒乱」になる可能性があるというお話。
眞先先生は,アルコール依存症の専門病棟を持つ,国立療養所久里浜病院のお医者さん。この病院は,あの,なだいなださんもいらっしゃったところです(今どうだか知りません)。
冒頭,「久里浜式アルコール依存症スクリーニングテスト」というのがあり,14項目の質問が掲載されています。この結果が最悪の場合は「即刻精神科医にご相談ください」「治療は断酒以外にありえない」ということになります。私の結果については,もっっちろん内緒。(^_^;)
オソロシイのは,アルコール依存症の患者は,意志が弱いというわけでなく,飲酒欲求をコントロールできない病気にかかっていると考えるべきで,仮に,治療によって治ったとしても,あるとき1回でも飲酒してしまえば元に戻ってしまうということ。私,4年間,断酒しましたけど…。
世の酒飲みの皆様,飲み屋さん関連の皆様,その周辺の皆様(ってことは,ほとんどの人?)にはぜひお読みいただきたい。我が家では,まず,このところ酒を飲む機会が増えている模様の,息子に回します。
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