『だめんず症候群』倉田真由美(070305)

 扶桑社新書 創刊!!(ビックリマーク2つ)
 
で,扶桑社さんは,『SPA!』で大好評の倉田真由美さん(何で探検隊の服を着ていらっしゃるのでしょうか?)に,「だめんず」を語っていただいた,と。

■『だめんず症候群』(倉田真由美/扶桑社新書/本体:680円)

 

 いきなりくらたまファンになった私は書店でこの本を発見した瞬間に購入いたしました。で,病院(外来)で思い切り待たされている間に拝読。本の構成がきちんとしており,倉田さんも言うべきコトは,きちんと述べておられます。構成がしっかりしているので,たいていの(テンパッていないor苦みばしっていない,もとい,血走っていない)読者には読みやすいことでしょう。

 こういう本もアリですな。この本の読者として想定されているのは,少なくとも私のような50歳間近のオヤジではないはず。だから「場違いなところに来て,オヤジがあれこれ言うんじゃねえぞ!」というところ。

 …ではありますが,ちょっとご紹介すると,倉田さんは,恋愛のとらえ方について丁寧に真面目に案内してくれており,自分が見えなくなっている方に,ゆっくり順序立てて自分の恋愛を考える,いいモデルを提供してくれています。この本に出てくる「魔人方式」というのは,とてもいい考え方の基礎でございます(物事がよくわからなくなったときは全チャラにして,もっかいゼロから考えるってコトなんですが,この作戦は私も大いに支持したいでございます。これまで積み上げてきたことをチャラにできないケチな人や,固定観念のカタマリみたいな人には,「ともかく1回やってみ」と言いたい。「殻を破る」シミュレーションなので,ホントに実行するかどうかは,また様々な制約を考慮して検討すりゃいいじゃんってとこがミソ)。恋愛でモヤモヤしている方,コマっている方にはオススメです。

 さてさて。…ではありますが,実は,私が何冊か『だめんず・うお〜か〜』を読ませていただいた後,感じたことは,強迫神経症的な方々の“癒し”の場なのか? ってことでした。父に暴力を振るわれて育った女性が,父は悪くないと思いたいがために暴力的な男性とくっついて,それでも,それは愛情表現なんだと受け止めようとしている,と,そんな話が多いように感じました(何度酒を飲んで失敗しようが懲りない私も,似たようなもので,そういう強迫神経症的親近感があるので印象に残っているだけかもしれませんけれど)。いろいろなケースがあるでしょうが,「だめんず」には,病的なところもあるように思います。そんなことにもちょっと触れてもらえると,もっとザクッと,「だめんず」のハートに切り込めたような気がします。頭だけでなく,ね。


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