『官僚病の起源』岸田秀(061209)

 この本には岸田秀先生の歴史に関する主要な主張が,まとまって入っています。

■『官僚病の起源』(岸田秀/新書館/本体:1,262円)

 私は岸田秀先生の別の本で,これらについてだいぶ読んでしまったようで,今回も特に「これは!」と思った箇所は多くはありませんでした。岸田ワールドの反復学習。

 印象的だった文章を例によってちょっと抜粋。74〜76ページ。

 有能で清潔な支配者などというものは,聖人君子と同じくどこにもいないのである。

 有能で清潔な支配者を求めるのはあまりにも虫がよ過ぎ,欲が深すぎる。虫がよ過ぎて欲の深い人が詐欺に引っかかりやすいのと同じで,そういう支配者を求める国民がひどい目に遭わされるのは自業自得である。

 要するに,聖人君子でもなく極悪人でもなく,欲も見栄もある普通の人である政治家をどのようにして国のため国民のために働くようにもってゆくかという重要な問題が忘れられている。政治家が聖人君子でないことを非難していればいいというものではない。

 これは本当にそうだと思いますよね〜。精神分析の話ではなく,一般市民の常識として,上記の点は覚えておきたい。昨今の知事の不祥事を見るとなおさらね〜。どうすりゃいいんだろ???


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