|
『ダ・ヴィンチ・コード』(上・中・下)ダン・ブラウン(060513)
大学4年の娘が「映画を観る前に読んでおこうと思って…」と買ってきた本を借りて一気読み。
→元C型肝炎患者の_近頃の読書ブログ(060513)へ
■『ダ・ヴィンチ・コード』(上・中・下)(ダン・ブラウン/角川文庫/定価:各580円)
なるほどね。こりゃ〜面白かった。興味深く読みました。まあ,文句なしでございます。ゴーギャンの絵の見方とか『人麻呂の暗号』とか,そういう話だけでも十分面白いのですが,ダ・ヴィンチの業績に関するそんな知見やキリスト教史を織り込みつつ(ヘルメスとか両性具有なんて言葉も出てきます。山口昌男先生の本で勉強しててよかったあ〜),サスペンスが進行していきます。新婚旅行でルーブル美術館に行ったことがありますが,ツマと「ぜ〜んぜん,雰囲気を思い出せないねえ〜」と話しました。20年以上も前の話。あのときは《モナ・リザ》はどこかに貸し出されていて不在でしたが,ダ・ヴィンチの他の作品,ミケランジェロ,ラファエルロ,ダビッド,アングル,ドラクロワ,ジェリコー,クールベ,コローなど堪能したのでした。
それはともかく。映画的に同時間のシーンが並行するように描かれ,それが緊張感を高めます。長女が「一気読みしてしまった」と言っていたので私もそうなると思いましたが,予想どおりそうなりました。物語自体は「平板」と言ってもいいほど単純でわかりやすい構造です。なので,スイスイ読んでしまいます。もう十分売れているのでいまさらですが,オススメです。
ちなみに帯にあるとおり,映画ではトム・ハンクスさんが主役なんですね。『グリーンマイル』とか『フォレスト・ガンプ』とか,本当にこの人は凄い役者です。アポロにも乗ったりしましたよねえ。この話のヒーローとしては,私はハリソン・フォードで観たかった気もしますが,どんなもんでしょうか。
|